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201802-YDC2018

「横浜ダンスコレクション2018」のクロージングプログラムとして、ジェレミー・ベランガール、渋谷慶一郎、ジュスティーヌ・エマールによる『Parade for the End of the World』が 2月15日(木)から18日(日)まで上演されます。

このパフォーマンスは、2016年5月、パリ日本文化会館の提案により、3人のアーティストが制作したものです。ジャン・コクトー、パブロ・ピカソ、レオニード・マシーン、エリック・サティが手がけたバレエ『Parade』(1917)にインスパイアされたこの詩的な行進は、3人のアーティストの世界を結びつけ、そのコラボレーションを具現化するものです。

 

 

 

201802-YDC-JeremieBelingard「彼らが内に秘めていた反逆精神、そして既知のものを超越したいという欲求を、私たちは共有しているのだと思います。自分が笑い者にされることがあるとしても、まだ経験していないことをし、自らを危険にさらしたいのです。私は自分と同じ欲求を持ったアーティストに出会いたいのです。(…)この作品は、終焉へのカウントダウンのようなものです。しかし終焉という概念を悲劇的なものとして表現したくはありません。終焉により、いまを考えることができるのです。」

パリ・オペラ座バレエ団エトワール
ジェレミー・べランガール

 

 

 

 

 

 

201802-YDC-JustineEmard「私にインスピレーションを与えてくれるイメージは、人間の生活に入り込む機械、人間の堕落、奇妙なものです。解剖的なものからテクノロジー的なものまで、原始時代の洞窟から世界の終焉まで、このビデオ作品は第三者のようにも見える、ハイブリッドなテクノロジーの形を演出します (…) 現代のアーティストというものは、観察者であるべきであり、周囲の世界に注意を向けながら、創作すべきなのです。(…) 私たちはテクノロジーそれ自体に頼ることなく、テクノロジーの美学を、力の限り演出し続けます。」

造形美術作家、写真家、映像作家
ジュスティーヌ・エマール

 

 

 

 

 

 

201802-YDC-ShibuyaKeiichiro

「私は始まり、というより終わり、という概念に基づく作品をつくりたいと常に思ってきました (…) 私はいつも、世界を遠くから、対岸から見ている感覚を持っていたのです。私の音楽は、世界が終わりを迎えた時、自分ひとりが生き残った時に響き渡るようなものです(…) 作品は、15分ずつの三部構成になっています。最初の部分はサティの音楽の特徴を忠実に再現しています。この曲は非常に断片的で、4小節ごとに、メロディとリズムが変化します(…) 第2部はより即興的なものです(…) 第3部は第1部をアレンジしていますが、リミックスと解体という形をとっています。」

音楽家
渋谷慶一郎

 

 

 

 

関連リンクRetour ligne automatique
横浜ダンスコレクション2018 (en anglais)Retour ligne automatique
パリ日本文化会館Retour ligne automatique
ジュスティーヌ・エマール Retour ligne automatique
渋谷慶一郎