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フランス大使館文化参事官 アンスティチュ・フランセ日本代表 ステファンヌ・マルタン9月から新しい年度が始まりました。新年度は、保健情勢による制約に適応しつつ、イノベーションとクリエイティビティに彩られた一年にしたいと考えています。東京、横浜、京都、大阪、福岡、沖縄の各支部ならびにヴィラ九条山が、皆様の安全・安心に配慮しつつ、エキサイティングなフランス文化の粋をご紹介すべく豊富なプログラムをご用意いたしました。新型コロナウィルス感染症によりデジタルの活用が飛躍的に増大し、これまであまり電子化やオンライン化が注目を集めてこなかった分野でも、デジタル化がますます広まるでしょう。アンスティチュでもデジタル技術を大いに活用します。

2021年の二大イベントは、藤本壮介氏が設計した新しいアンスティチュ・フランセ東京のリニューアル・オープニング、そして日本におけるフランス祭「ラ・セゾン(仮称)」の開催となります。ジェネラル・コミッショナーのディアンヌ・ジョス監修の下、来年10月よりフランスの知られざる創造活動を全国各地で紹介していきます。

文化の対話をその存在意義とするケー・ブランリ=ジャック・シラク美術館の館長を二十一年間務めたあと、数日前に、前任のピエール・コリオに代わり、アンスティチュ・フランセ日本代表に着任いたしました。今後も多様で豊かなフランスをご紹介していきたいと思います。

作家のモリエールやミシェール・ウェルベックの愛するフランス語を習うために、あるいは多様で斬新なフランス文化のイベントに参加するために、是非アンスティチュ・フランセ日本をご利用ください。

本年度もよろしくお願いします。

フランス大使館文化参事官
アンスティチュ・フランセ日本代表
ステファンヌ・マルタン