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2020年に10年目を迎えたユニフランス主催の「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)。新しい生活様式が謳われる昨今、例年以上に重要な役割が期待されるフランス語圏最大のオンライン映画祭です。今年の開催期間は2021年1月15日(金)から2月15日(月)まで。

 

 

コンペティション部門には例年どおり長編と短編それぞれ10作品が出品されるほか、スイスやカナダのフランス語圏の招待作、さらには最新のVR作品を含む約30作品がラインアップ。短編はすべて無料配信です。全ての配信作品は、8つにテーマ(「フォーエバー・ヤング」、「クレイジー・ラヴィング・ファミリー」、「トゥルー・ヒロイン」、「フレンチ・ゴースト・ストーリー」、「オン・ザ・ロード」、「ラヴ・イズ・ラヴ」、「キッズ・コーナー」、「ニュー・ホライズン」)に分けられ、現代フランス語圏映画の多様性が浮かび上がります。思春期の女の子の成長を通じて現代フランスの素顔を描き出すドキュメンタリー『思春期 彼女たちの選択』、実在の女性戦場カメラマン、カミーユ・ルパージュを描いた臨場感溢れる『カミーユ』、有名ピアニストと付き人を務める夫の妊娠出産騒動を笑いと感動で描く『奥様は妊娠中』、スイスのブルジョワ家庭に生まれた監督が、祖母との対話を通してLGBTQや自らのアイデンティティーの問題に深く取り組んだドキュメンタリー『マダム』、ジャン・コクトーの不朽の名作『オルフェ』(1950)、アルノー・デプレシャンの鮮烈なデビュー作 『二十歳の死』(1991)などクオリティーの高いものばかり 。子供向けのアニメーション短編作品も5作品用意されています。

コンペティション部門の審査員には『ローマ環状線、めぐりゆく人生』(13)のイタリア人監督ジャンフランコ・ロージ、グザヴィエ・ドランやカテル・キレヴェレらの監督作で知られるカナダ人女優モニア・ショクリ、日本でも『パピチャ 未来へのカウントダウン』が公開されたアルジェリア系フランス人監督ムニア・メドゥールほか、第一線で活躍する各国の映画人が参加します。

一般の視聴者の皆さまは公式サイトからは観客賞への投票(評価式)が可能です。

また、アンスティチュ・フランセ東京では、過去の受賞作と最新作をピックアップして「スクリーンで見よう!マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」(1月29日〜2月6日)を開催します。

どうぞお楽しみに!

 

アンスティチュ・フランセ日本
オーディオビジュアル担当官
映像・音楽部門 統括マネージャー
オリヴィエ・デルプ

 

 

 

開催概要

 

11回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル

会期 2021年1月15日〜2月15日
料金 短編は無料配信、長編は1作品1.99ユーロ(パック料金では7.99ユーロ)
審査員 ジャンフランコ・ロージ(映画監督、イタリア)、モニア・ショクリ(女優、カナダ・ケベック)、ムニア・メドゥール(監督、フランス/アルジェリア)、フランコ・ロッリ(プロデューサー、監督、アルゼンチン)、ロザリー・ヴァルダ(衣装デザイナー、フランス)
詳細 マイ・フレンチ・フィルムフェスィバル公式ホームページ
配信サイト(*配信サイトは追加、変更になる可能性があります)
短編及び長編 U-NEXT、UPLINK Cloud、WATCHA、GYAO!、GYAO!ストア、ビデオマーケット、ぷれシネ、DMM動画、music.jp
長編のみ Apple TV、Amazon Prime Video、MUBI、google play、MBS動画イズム
短編のみ YouTube、Facebook、Omeleto、Dailymotion

「スクリーンで見よう!マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」

会期 2021年1月29日〜2月6日
場所 アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
料金 1,000円
詳細 アンスティチュ・フランセ東京公式ホームページ

本映画祭は、フランス映画の海外における振興・普及を目的としたユニフランスが主催しています。また、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本を始め、日本におけるアンスティチュ・フランセ各支部及びアリアンス・フランセーズから成る全ネットワークからのサポートを受けています。