アンスティチュ・フランセ日本は、文学とBD(フランスの漫画)の祭典、
第7回『読書の秋』を開催します。
今年は第一次世界大戦の開戦から100年を迎えます。 第7回 『読書の秋』では、その記念の年にちなみ、1990年度ゴンクール賞受賞作家、ジャン・ルオーを招き、ロラン・ヴェレや松沼美穂といった、日本とフランスの歴史家や芸術家を交え、多分野に渡る視点から行われる『戦争を語る―芸術家と歴史家』と題する討論会(於:紀伊國屋書店)を開催します。また、日本ではあまり知られていない、第一次世界大戦について、百周年を機に制作された映画も日本各地のフランス文化機関ネットワークにて上映されます。
『読書の秋』は、文学だけでなく、フランスの漫画 BD の祭典でもあります。第一次世界大戦中に使用された戦闘機「エース」のパイロットを主人公にした『エーデルワイスのパイロット』(イカロス出版)で知られるロマン・ユゴーや、『ジョゼフィーヌ』(DUブックス出版)の日本語版の出版を記念し、BD作家、ペネロープ・バジューも来日します。ユゴーとバジューは、11月23日(日)、東京ビックサイトで開催される、海外マンガフェスタにも参加し、ジム・リー やヤマザキ・マリといった、国内外の漫画家と対談を行います。
むろん、主役は現代文学です。『人生は短く、欲望は果てしなし』(作品社)の若者であるフェミナ賞受賞作家、パトリック・ラペイユが来日します。また、最新作『Il faut beaucoup aimer les hommes』でメディチ賞を受賞したマリー・ダリュセックは関未玲と対談します。今年はマルグリット・デュラスの生誕100周年にもあたり、デュラスの映画作品の上映会が予定されています。
アンスティチュ・フランセ日本の各支部やアリアンス・フランセーズで開催される数々の文学イベントに参加して、『読書の秋』を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ペネロープ・バジユーが来日!
1982年パリ生まれ。自身の日常をユーモアと皮肉たっぷりに描いたブログ『Ma Vie est tout à fait fascinante / あたしの人生、なんて魅力的なのかしら(仮)』を開始。月間アクセス数300万を越える人気となったこのブログには、日本語版も開設され、情報サイト「French is Good」からアクセスすることができます。 長編『ジョゼフィーヌ』の邦訳は、DU Books より2014年10月の出版を予定しています。 |
第7回『読書の秋2014』概要(予定)
(*以外は入場無料)
チェーザレ~破壊の創造者~ (フランス語版トレーラー)
CESARE © Fuyumi Soryo / KODANSHA
協力: 講談社 / AC MEDIA
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