関西の知識人、文化人の方にご登場いただき、フランスの好きな作品をご紹介いただくシリーズ。
第9回は、ファッションデザイナーとして世界的に活躍されるコシノジュンコさんです。
2018年には、パリ市庁舎で京都・パリ友情盟約締結60周年記念事業、能×ファッションショー「Theatre 能 et mode」が行われたことも大きな話題になりました。
今回、このシリーズのためにフランスにまつわるお話を特別に書き下ろして下さいました。ぜひご覧ください!

 

◎今回ご登場いただくのは: コシノジュンコ様 ファッションデザイナー

JUNKO KOSHINO Inc. 

 

◎フランスにまつわるお好きな作品を教えて下さい

セザールの即興的な作品
↑上記リンクからお読みください。
(出典:『装苑SO-EN 76』Apr. & May 2018より「次世代に伝えたいこと」)

 

◎フランスにおけるストーリー

1978年、パリコレクションに初参加。

テアトル・ル・パラスでスペクタルなショーを開催して以来22年、パリコレを続けてきました。
その間 アヴニューモンテーニュにブティックをオープン。
ちょうど目の前がホテルアテネプラザで、この通りは毎年秋にヴァンダンジュと言ってワインの収穫祭があり、クリスチャンディオールやニナリッチと言った多くのブティックが参加した。
1回目の時は京都の島原の輪違屋の大夫さん(花魁)を呼びアヴェニューモンテーニュを一緒に花魁道中をしたことを思い出します。
(写真はホテル プラザアテネ前で大夫さんと)

毎回大勢の中に私の友人であるセザール、KENZO、ベルナール・ブネ、ポール・アンドリュー等多くのアーティストが集まり賑わった。

又ドービルではポロチーム エキップジュンココシノが参加し、フランス人との素敵な夏を楽しみました。

10 AV. MONTAIGNEのブティックは大きなスペースだったので、ファッションショーやセザール、ポール・アンドリュー、ジャン=ミッシェル・ヴィルモット、ディアンヌ・ブネ、ベルナール・ブネ達と対極展を開催したり、ファッションのみならず面白いコラボレーションが生まれた。

パリはさすがアーティストの街なのです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「対極展」の写真

左からポールアンドリュー氏 ディアンヌ・ヴネ氏 ジャン・ミッシェル・ビルモット氏、セザール氏 ベルナール・ヴネ氏

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

世界一流の芸術家同士が触発し合う、エキサイティングなパリの様子は本当に華やか!

モンテーニュ通りの花魁道中には、多少の事では動じないパリの人たちも大いに驚いたのではないでしょうか。

コシノ先生、どうもありがとうございました!

06
05
08
15
  • 2020-06-05 - 2020-08-15
  • 00:00