©Les Films Du Fleuve – Archipel 35 – France 2 Cinéma – Proximus – RTBF

 

アンスティチュ・フランセ関西は、フランス映画をさらに身近に感じてもらい、様々な企画を通してフランス映画に親しんでもらうために、京都シネマと文化交流協定を締結しています。
京都シネマでは、クラブ・フランス会員証(有効期限内のもの)のご提示により、下記の映画を割引料金にてご覧頂くことができます。
www.kyotocinema.jp

 

『最高の花婿アンコール』

6/19(金)-7/9(木)

Qu’est-ce qu’on a Encore Fait au Bon Dieu?/2018/仏/98分/監督:フィリップ・ドゥ・ショーヴロン/出演:クリスチャン・クラヴィエ、シャンタル・ロビー、メディ・サドゥン

**4月に上映予定だった『最高の花婿アンコール』、上映が決定いたしました。

フランスで5人に1人が観たという、記録的大ヒット映画『最高の花婿』。敬虔なカトリック教徒で保守的なヴェルヌイユ夫妻の4人娘たちが、それぞれアラブ人、ユダヤ人、中国人、コートジボワール人と結婚したことから起こる異文化バトルをユーモアたっぷりに描いて日本でも大絶賛を浴びた作品から待望の続編が!欠点だらけだが憎めないあの多国籍ファミリーが、最高にパワーアップして愛と笑いを届けてくれる。

四女ロールに子どもが生まれることを楽しみにしていたヴェルヌイユ夫妻。ところが、夫妻が婿たちの実家を訪ねて世界を旅して帰ると、新たな問題が勃発。婿たちは、普通に暮らしていてもパリで受ける“異文化ハラスメント”に耐えられず、海外移住を宣言する。家族がバラバラになることに心を痛める母マリーは、ある“作戦”を思いつき…。

いまや移民大国となったフランスの多様性社会の実情。多様性のなかで暮らしていくということはとても大変そうだ。ジョークのつもりでも、気づかぬうちに相手を傷つけてしまっているのだから。それでも、このヴェルヌイユ家はいつも愉快で豊かだ。そんなフランス社会をリアルに面白おかしく切り取る異文化コメディムービー。

 

『その手に触れるまで』

6/19(金)-7/9(木)

Le Jeune Ahmed/2019/ベルギー、仏/84分/監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、ジャン=リュック・ダルデンヌ/出演:イディル・ベン・アディ、オリヴィエ・ボノー、ヴィクトリア・ブルック、ミリエム・アケディウ

 

『ある子供』『ロルナの祈り』『少年と自転車』などカンヌ国際映画祭で受賞を重ねてきたダルデンヌ兄弟。カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品は8作品連続の快挙の他、今作で監督賞を受賞し、審査員賞を除いてすべての主要賞受賞という史上初の偉業を成し遂げた。そんな彼らが今回選んだのは、過激思想にのめりこんでいく少年の物語。

13歳の少年アメッド。つい最近までどこにでもいるゲーム好きな少年だったが、イスラム教の聖典コーランに夢中になり、小さな食品店の二階のモスクで導師が行う礼拝に熱心に通っている。ある日、イネス先生が歌でアラビア語を学ぶ授業を提案すると、彼の尊敬する導師は「聖なる言葉を歌で学ぶなど冒涜だ、排除するべき」と言ったことをきっかけに、アメッドはイネス先生を殺さなければならないと思い込む…。

ダルデンヌ兄弟の姿勢は、いままでの作品と変わらない。しかし、これまでテロリストになるまでやテロ現場を多く描いてきたのに対し、ダルデンヌ兄弟は狂信的な思想にのめりこんでしまった少年がそこからどうやって変わっていくのかを少年に徹底的に寄り添って見つめている。ちいさな出来事を積み重ね、少年の感情はどう変わっていくのか。“特別な子ども”ではなく、普遍的な少年の成長物語として描き出すのだ。厳しくも優しさに満ちた映画だ。

06
17
07
09
  • 2020-06-17 - 2020-07-09
  • 00:00
  • 1800円、クラブ・フランス会員1500円(同伴者2名まで)
  • 075-353-4723
  • 京都シネマ
    〒 600-8411
    下京区烏丸通四条下る西側 COCON烏丸3F 京都市