エティエンヌ・ダヴォドーの『ワイン知らず、マンガ知らず』は、マンガに無知な自然農法のワイン醸造家と、ワインに無知なマンガ家の相互の教え合い・学び合いを描いたバンド・デシネ作品です。一方、尾瀬あきらは、「夏子の酒」などで日本酒造りの中で起こるさまざまな問題を描いてきました。本イベントでは、お酒造りをテーマに作品を発表しているお2人をゲストに迎え、マンガと酒、ワインにまつわるさまざまな話題について語っていただきます。

司会 : 原正人(バンド・デシネ翻訳家)

 

エティエンヌ・ダヴォドー(Étienne Davodeau)
フランスの漫画家。1992年『サルティエルの友達(Les Amis de Saltiel)』で漫画家デビュー。その後、小説やルポルタージュを漫画で表現する手法を取る。扱うテーマは、政治や歴史的に重要な人物、または現代の魅力溢れる人物など多種多彩である。2013年、代表作『素顔の素顔のリュリュ(Lulu femme nue)』がソルヴェイグ・アンスパック監督により映画化される。その他、代表作に『農村!(Rural! Chronique d’une collision politique)』(2001)、『モージュの人々(Les Mauvaises gens)』(2005)、「我らが幼少時代の愛しき国(Cher pays de notre enfance)』(ブノワ・コロンバ作、2015)などがある。最新刊は『土地の権利(LeDroit du sol)』(2021)。本作『ワイン知らず、マンガ知らず』(2011)は、2012年のアングレーム国際漫画祭の公式セレクションにノミネートされ、世界的な知名度を得ることとなる。

 

尾瀬あきら(おぜ・あきら)
京都府京都市出身。石ノ森章太郎のアシスタントを経て1971年,松本めぐむ名義で『別冊少年キング』にてマンガ家デビュー。その後,ペンネームを尾瀬あきらに改名し,「初恋スキャンダル」と「とべ!人類Ⅱ」などを発表。1988年に『モーニング』にて,酒造りや農家の米作りの現状を描いた「夏子の酒」を連載開始。テレビドラマ化されるなど,全国に日本酒ブームを巻き起こした。その功績により2000年,吟醸酒研究機構の吟功績賞受賞。

 

会場:京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール

お問い合わせ:京都国際マンガミュージアム 075-254-7414
逐次通訳付

入場無料・但し、ミュージアムの入場料は別途必要(大人:800円、中学生:300円、小学生100円)

主催:アンスティチュ・フランセ関西
共催:共催:京都国際マンガミュージアム、京都精華大学国際マンガ研究センター
協力: 講談社 、サウザンブックス

助成: 笹川日仏財団

11
06
  • 2022-11-06 - 2022-11-06
  • 14:00 - 16:00
  • 入場無料(要ミュージアム入場料)
  • 京都国際マンガミュージアム
    〒 〒604-0846
    金吹町 京都市中京区 京都府