創設30周年となる京都フランス音楽アカデミーのために3月に来日を予定していた2名の教授より、来年の開催を祈念して、新たに皆様に向けて動画やメッセージをお送りいただきましたのでご紹介します。

エリック・タンギー教授より
今年のアカデミーの「現代音楽特別公開講座」でレクチャーを行うはずだった作曲家のエリック・タンギー教授から、受講生の皆様へのメッセージを頂きました。

© Vahan Mardirossian

© Vahan Mardirossian

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外出禁止という奇妙で困難なこの時期に、いま世界中で起きている厳しい状況に直面しながら、音楽のおかげで希望を持ち続けることもまた可能となっています。普通の生活に戻るときが来たら、また一緒にこの情熱を共有することができるでしょう。濃密な芸術的対話の喜びを感じながら皆様にまたお会いできるよう、京都フランス音楽アカデミーにて再び京都に戻って来られることを楽しみにしています。
皆様やご家族の方々も、どうかお体には気をつけてお過ごしください。
エリック・タンギー
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また、このメッセージとともに、ご自身の多数の作品の中から、「Concerto pour clarinette et orchestre(クラリネット協奏曲、2017年)」の演奏動画を日本の皆様のためにセレクトしてくださいました。ピエール・ジェニソン(クラリネット)、リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、パトリック・ダヴァン指揮による演奏の模様をどうぞご覧ください。

ディアナ・リゲティ教授より

© Caroline Doutre

© Caroline Doutre

「物事をポジティブにとらえよう」という意図を込めて、ご自身がメンバーとして参加しているトリオ「ジョルジュ・サンド」による演奏を撮影した最新の動画をお送りいただきました。トリオ「ジョルジュ・サンド」は、今秋に京都での演奏会を計画しています。なんとか状況が改善し、予定どおり来日していただけることを祈りたいですね!

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  • 2020-04-23 - 2020-05-15
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