© 2019 ADNP – TEN CINÉMA – GAUMONT – TF1 FILMS PRODUCTION – BELGA PRODUCTIONS – QUAD+TEN

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アンスティチュ・フランセ関西は、フランス映画をさらに身近に感じてもらい、様々な企画を通してフランス映画に親しんでもらうために、京都シネマと文化交流協定を締結しています。
京都シネマでは、クラブ・フランス会員証(有効期限内のもの)のご提示により、下記の映画を割引料金にてご覧頂くことができます。
www.kyotocinema.jp

 

『スペシャルズ!政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話』
9/11(金)-10/8(木)
Hors Normes/2019/仏/114分/監督:エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ/出演:ヴァンサン・カッセル、レダ・カテブ
本国フランスだけでなく、日本でも異例の大ヒットを記録した『最強のふたり』。貧しい黒人青年と車いすで生活する大富豪の友情を笑いと涙で描いたオリヴィエ・ナカシュとエリック・トレダノ監督コンビの最新作が9/11(金)から公開される。

自閉症の子どもたちをケアする団体<正義の声>を運営するブリュノ。どんな問題を抱えていても断らないために見放された子どもたちで施設はいつも満員状態。<正義の声>で働くのは、ブリュノの友人マリクが運営する団体<寄港>で育てられたドロップアウトした若者たちだ。コワモテのふたりだが、子どもたちを救おうと毎日奔走している。ある日、問題児ディランと最も重症のヴァランタンのあいだに、絆が芽生えようとしていたが…。

『最強のふたり』でも実在の人物の階級を超えた友情を描いたナカシュ監督とトレダノ監督だが、今回は実在する名もなきヒーローたちを主人公に据える。このテーマを描きたいと思ったのは、自閉症の子どもたちやドロップアウトした若者たちのための支援団体と出会った1994年からだったそう。ハンディキャップやノーマライゼーションへの関心はいつも彼らを物語へと導いていく。そして、彼らの、一見理想主義に見える人種や社会的立場の差別を取り払った映画世界は単なる理想ではなく、人間が本来あるべき姿、ぬくもりとユーモアのあふれる場所として描き切るのだ。この映画は、様々な価値観が生み出される時代において、弱者へ寛容であることが知的な行為であるということを気づかせてくれる素晴らしい映画だ。これまでコワモテの印象が強かったフランスの名優ヴァンサン・カッセルが愛情深いまなざしで笑顔を浮かべる姿には温かな気持ちが胸に宿るだろう。

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  • 2020-09-11 - 2020-10-08
  • 00:00
  • 1800円、クラブ・フランス会員1500円(同伴者2名まで)
  • 075-353-4723
  • 京都シネマ
    〒 600-8411
    下京区烏丸通四条下る西側 COCON烏丸3F 京都市