©2019 Les Films 13 – Davis Films – France 2 Cinéma

アンスティチュ・フランセ関西は、フランス映画をさらに身近に感じてもらい、様々な企画を通してフランス映画に親しんでもらうために、京都シネマと文化交流協定を締結しています。
京都シネマでは、クラブ・フランス会員証(有効期限内のもの)のご提示により、下記の映画を割引料金にてご覧頂くことができます。
www.kyotocinema.jp

 

*2/18(火)は休館日となります。ご来場の際はお気をつけください。

 

『男と女 人生最良の日々』

2/8(土)-3/6(金) 

Les Plus Belles Annes d’une Vie/2019/仏/90分/監督:クロード・ルルーシュ/出演:アヌーク・エーメ、ジャン=ルイ・トランティニャン、スアド・アミドゥ

不朽の名作として語り継がれる恋愛映画の金字塔『男と女』。ともに伴侶を亡くしたジャン=ルイとアンヌの恋模様にだれもが夢中になったあの恋物語から53年後、同監督・同キャストでつむがれる続編がついに上映。

かつての記憶を失いかけている元レーシング・ドライバーのジャン=ルイ。息子は父のために、彼が追い求めている女性アンヌを探す決心をする…。

故フランシス・レイのうつくしいあの名曲が本作でも散りばめられ、『男と女』をすでに観たことがあるひとはもちろん、未見のひともあの世界観を堪能することができる。

 

『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』

2/15(土)-2/28(金)

L’Incroyable Histoire du Facteur Cheval/2018/仏/105分/監督:ニルス・タヴェルニエ/出演:ジャック・ガンブラン、レティシア・カスタ、ベルナール・ル・コク

ピカソやアンドレ・ブルトンが絶賛し、フランス政府指定の重要建造物となった奇想の宮殿“シュヴァルの理想宮”の誕生秘話! 舞台は、19世紀末。郵便配達員のシュヴァルはある日未亡人フィロメーヌと運命的出会いを果たし、結婚。娘の誕生に戸惑った不器用で寡黙なシュヴァルは、愛娘アリスのために奇想天外な挑戦を思いつく…。不器用な接し方のなかでも果てない愛情が行間にあふれ、多くが語られないぶん、こころに染み入る。祈りのようにわたしたちに届く、美しくて切ない幸福な映画だ。

 

『パリの恋人たち』

2/22(土)-3/6(金)

PG12/L’Homme fidéle/2018/仏/75分/監督:ルイ・ガレル/出演:ルイ・ガレル、レティシア・カスタ、リリー=ローズ・デップ、ジョセフ・エンゲル

フランスの名匠フィリップ・ガレルの息子で、ベルナルド・ベルトルッチやジェーン・バーキン、ジャック・ドワイヨンら世界のアーティストたちに愛されてきた人気俳優ルイ・ガレルが監督・主演を務め、心にやさしいかすり傷を残す、フランス流大人のラブストーリーをつくりあげた。

ジャーナリストのアベルは、恋人マリアンヌから妊娠したと告げられるが、「あなたじゃない」のまさかの一言で別れることに。よりによって子どもの父親はアベルの友人ポールだったのだ。そして数年後、ポールの訃報が届いたことで彼はマリアンヌと再会し彼女への想いが消えていないことに気づくが、ポールの妹エヴからも好意を寄せられ…。パリを舞台に繰り広げられる三角模様の機微を軽妙に描き、ミステリー調も相まって、F・トリュフォーを思い起こさせる。いたいけでちょっと情けない主人公が、一枚も二枚も上手なふたりの女性のあいだをフラフラしながら、最後になにを選ぶのか。おしゃれでいてスリリング、パリの香りを漂わせた見事なロマンチック・コメディ。

 

『私の知らないわたしの素顔』

2/29(土)-3/20(金)

R15+/Celle que vous croyez/2019/仏/101分/監督:サフィ・ネブー/出演:ジュリエット・ビノシュ、ニコール・ガルシア、フランソワ・シビル

美しき50代の大学教授クレールは、年下の恋人に振られたことをきっかけにSNSの世界に足を踏み入れる。接触したいという出来心から24歳のクララに成りすまし、元恋人の友人とつながるが、次第に二人は惹かれあいはじめ…。あまりにものめりこみすぎたバーチャル恋愛の行く末が二転三転し、まるでジェットコースターのようなサイコロジカル・サスペンス。

SNSの怖さだけではない、もっともっと奥深い現代人の心の深淵に潜り込むことになる。日本公開作品が目白押しの女優ジュリエット・ビノシュは、オリヴィエ・アサイヤス監督『アクトレス 女たちの舞台』(2014)で老いに直面し混乱する大女優を見事に演じたが、この作品でも老いという現実、そしてSNSが当たり前になった時代だからこそ引き起こされてしまった恐怖や孤独を抱えた主人公を赤裸々に演じている。透明人間になりたくないという不安は、SNS時代にはもうすでになんの新しさもない不安なのかもしれないが、だからこそ、主人公クレールの物語はあなたにだってありえるかもしれない、普遍的な物語となる。

01
23
02
29
  • 2020-01-23 - 2020-02-29
  • 00:00
  • 1800円、クラブ・フランス会員1500円(同伴者2名まで)
  • 075-353-4723
  • 京都シネマ
    〒 600-8411
    下京区烏丸通四条下る西側 COCON烏丸3F 京都市