©1946 Pathé Cinema – all rights reserved.

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アンスティチュ・フランセ関西は、フランス映画をさらに身近に感じてもらい、様々な企画を通してフランス映画に親しんでもらうために、京都シネマと文化交流協定を締結しています。
www.kyotocinema.jp

 

『天井桟敷の人々 4K修復版』
10/30(金)-11/19(木)
Les Enfants du Paradis/1945/仏/190分/監督:マルセル・カルネ/出演:アルレッティ、ジャン=ルイ・バロー
*当館では2K上映となります。*2部構成*休憩有
*特別料金:一般・シニア・障がい者:2300円、大学生以下:1500円 *会員・サービスデー等各種割引サービスの適応不可、各種団体券・招待券使用不可

全世界映画史に燦然と輝き続ける金字塔的傑作!19世紀、七月王政期、数多くの劇場や見世物小屋が立ち並ぶ犯罪大通り(現在のタンプル大通り)を舞台に、恋に落ちたパントマイム師と艶やかな気品を備えた女芸人の愛と友情と嫉妬を描いていく。

1840年代、犯罪大通り。パントマイム師のバチストは、女芸人ガランスを偶然助けたことから恋に落ちる。若き俳優ルメートルや犯罪詩人ラスネールも彼女に惹かれていたが、ガランスは誰のものにもならない…。

脚本は、1942年の『悪魔が夜来る』に引き続き、詩人のジャック・プレヴェールが手掛けている。パリに生きる庶民の哀感と自由や抵抗を謳い続けたプレヴェールとマルセル・カルネは、決して結ばれることのない男女のロマンスと貧しい庶民の日常を大胆に活写。一見すると娯楽映画の魅力にあふれているが、ここで描かれるたくましい生命力は、当時失われようとしていた自由や平和、文化を守るための抵抗の意図も読み取れるだろう。
また映画製作スタッフのなかには、ユダヤ人を起用したり(クレジットには記載されなかった)、総勢1800人に及ぶエキストラの多くが反独レジスタンスで映画撮影を隠れ蓑にしていたとか。戦時下とは思えない壮大な映画世界で、愛することの喜びと悲しみ、夢と現実、ひたむきに今日を生きる人々の姿は、フランス革命以来の抵抗と反骨の精神を感じさせる傑作である。ぜひ劇場で堪能してほしい。

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  • 2020-10-30 - 2020-11-09
  • 00:00
  • 特別料金:一般・シニア・障がい者:2300円、大学生以下:1500円
  • 075-353-4723
  • 京都シネマ
    〒 600-8411
    下京区烏丸通四条下る西側 COCON烏丸3F 京都市