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是枝裕和監督が、全編パリで撮影した日仏合作映画『真実』(原題:La Vérité)。本作は、第71回カンヌ映画祭で『万引き家族』がパルムドールを受賞した是枝監督による日本語脚本、通訳を務めたレア・ル・ディムナさんによる脚本のフランス語翻訳、映画字幕翻訳者の丸山垂穂さんによる日本語字幕を経て完成しました。

日本人監督によるフランス語を中心とした映画を味わい、また上映後には、その字幕翻訳について丸山さんから貴重なお話を伺います。

13:00-15:00『真実』映画上映 <入場無料、要予約 ➡https://peatix.com/event/3071065/view ※オンラインでのご予約が難しい場合は、アンスティチュ・フランセ関西ー京都 Tel 075-761-2105 までご連絡下さい> ※満席になりました
15:00-15:10 休憩 
15:10-15:40 丸山垂穂氏トークショー ※満席になりました
16:40-17:00 書籍『真実 La Vérité シナリオ対訳』の販売※

アーティストのプロファイル

著者)是枝裕和 Hirokazu KORE-EDA
映画監督。1962 年東京生まれ。87 年早稲田大学第一文学部卒業後、テレビマンユニオン に参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。14 年に独立し、制作者集団「分福」を立ち 上げる。主な監督作品に、『誰も知らない』(04/カンヌ国際映画祭最優秀男優賞)、『そ して父になる』(13/カンヌ国際映画祭審査員賞)、『万引き家族』(18/カンヌ国際映画 祭パルムドール、第 91 回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、『真実』(19/ヴェネ チア国際映画祭オープニング作品)。次回作では、主演にソン・ガンホ、カン・ドンウォ ン、ぺ・ドゥナを迎えて韓国映画『ブローカー(仮)』を 21 年撮影予定。

翻訳)ルディムナ玲亜 Léa LE DIMNA
1981 年フランス生まれ。フランス人の父と日本人の母を持つ日仏バイリンガル。 幼少期をフランスで、中・高校生時代を広島で過ごし、フランス語と日本語を身に付ける。 その後、フランスのナント大学で社会学を専攻し、文化社会学と映画社会学を研究。 現在は邦画の仏語字幕や脚本の翻訳、映画祭での監督の同行通訳など、映画業界を中心に活 動するフリーの通訳・翻訳家。

日本語字幕)丸山垂穂 Tariho MARUYAMA
映画字幕翻訳者、手話通訳士。東京都在住。
【主な字幕翻訳作品】『仕立て屋の恋』『愛、アムール』『パリよ、永遠に』『婚約者の友人』『スペシャルズ!~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』
【共著】『パリの日々 言語哲学者の休暇、あるいは字幕翻訳者のプロローグ』(三修社)
『字幕翻訳者が選ぶオールタイム外国映画ベストテン』(AC Books)

監修)福間美由紀 Miyuki FUKUMA
プロデューサー。島根県出身。東京大学大学院修了。映像制作会社を経て、2014 年に制作者集団「分福」所属。是枝裕和監督作品の企画開発・海外展開に継続的に携わり、『真実』 (日仏合作)、『ブローカー(仮)』(韓国/21 年撮影予定)のプロデュースに参画。オム ニバス映画『十年 Ten Years Japan』、中村佑子監督『はじまりの記憶 杉本博司』、ピエ ール・ユイグ『Human Mask』など国際共同製作や美術関係の映像作品も手掛けている。

イラスト)粟津泰成 Yasunari AWAZU
イラストレーター・ドローイングアーティスト。1982年生まれ。人物の何気ない表情や仕草、風景の偶然生まれる色彩等からインスピレーションを受け、その感覚を大事にした躍動感溢れ、生命力を感じるドローイングスタイルは観る人の想像力をかきたてる。L’Arc-en-Ciel、氷室京介、熊川哲也などのアーティストとコラボしたり広告、雑誌、装丁などのクライアントワークで活動中。また個展などの作品展示なども定期的に行い幅広いジャンルで活動している。

※ご購入希望の場合、事前予約はkyoto.mediatheque@institutfrancais.jp までお問い合わせください。

<関連イベント>
◼︎EXPOSITION AUTOUR DU FILM « LA VÉRITÉ »
展示「映画『真実』の世界 〜書籍『真実 La Vérité シナリオ対訳』を通して〜」

12月11日(土)-1月8日(土)<入場無料> *休館日・試験日・授業中を除く
会場:アンスティチュ・フランセ関西ー京都

 

書籍『真実 La Vérité シナリオ対訳』は、映画『真実』のフランス語/英語の全スクリプト、対応する日本語字幕、是枝裕和監督が本書のために新たに書き下ろしたト書き(仏訳付き)からなる対訳シナリオ本です。

是枝監督から生まれた日本語を、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュのフランス語とイーサン・ホークの英語で味わうことができます。また本の装丁では、映画のタイトル『真実』を表現し、表紙を裏返すと、イラストレーター・粟津泰成さんによる一枚の絵が隠されているという仕掛けになっています。

Amazon、楽天ブックス、全国の書店で販売中

本展では、是枝監督の画コンテや劇中写真とともに、粟津泰成さんによるドローイング原画を展示します。

 

主催:有限会社 アンドエト

アンドエトのこと

私たちの社名アンドエトとは、英語の“and”、フランス語の“et”、日本語の“と”。
全て“そして”を意味するものをつないだ名前です。
〜と〜と〜と
本作りを通して、多くの人とつながりたいという思いを込めて作った社名です。

12
11
01
08
  • 2021-12-11 - 2022-01-08
  • 13:00 - 16:00
  • 入場無料
  • 075-761-2105
  • アンスティチュ・フランセ関西 稲畑ホール
    〒 606-8301
    左京区吉田泉殿町8 京都市 京都府