(2020年/100分/モノクロ/デジタル/フランス語・日本語字幕)
監督:フィリップ・ガレル
出演:ロガン・アンチュオフェルモ、ウラヤ・アマムラ、アンドレ・ウィルム

地方に住む若者リュックは、美術工芸大学の試験を受けるためにパリを訪れた際、偶然道で出会ったジャミラという女性と短いが情熱的な関係を持つ。父の住む故郷に戻ったリュックはかつての恋人ジュヌヴィエーヴに再会し、ふたりはよりを戻す。しかしジャミラもリュックへの想いに胸を焦がし、その地に会いに来ていた。試験に合格したリュックはやがてパリへと上京していく。

「あらゆる点から考えて、より限られた製作体制(少数の登場人物、短めの作品を短い撮影期間で撮る)へ回帰し、それが方法として定着してから、つまり『ジェラシー』(2010年)以来、フィリップ・ガレルは無駄を削り、省略し、最も重要なもの、核心へと一気に突き進んでいく、そしてそのことが作品を非時間的なものとし、恋人たちを親密に結びつけることになる。『涙の塩』は、それぞれの挿話が、写真機のシャッターの動きを想起させるようなデクパージュや編集によって、そうほとんどまばたきのように開き、閉じていくその様によって目が眩むように魅惑させる。」(シャーロット・ガルソン)

【重要:出町座での上映時間変更についてのお知らせ 】
京都府への緊急事態宣言の発出に伴い、5月7日(金)~5月13日(木)に予定しております出町座での上映は、各回の開始時間を変更して実施いたします。

出町座 公式サイト https://demachiza.com/ 

05
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  • 2021-05-11 - 2021-05-11
  • 18:15 - 19:55
  • 一般1500円、シニア1100円、会員(シネ・ヌーヴォ、出町座、クラブ・フランス)・学生1000円
  • 075-203-9862
  • 出町座
    〒 602-0823
    京都市上京区三芳町133 京都

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