展覧会「Silence- 物質と抽象の間のオリジナル・ドローイングシリーズ」

11月4日（土）～12月2日（土）9:30-17:00（日月休、但し11月19日（日）は開館）

会場：関西日仏学館（京都）1F レ・ドゥ・ギャルソン

表現力を高めるためには、テクニックをどのように位置づければよいのでしょうか？無機質な対象の繊細な性質は、どのように知覚されるのでしょうか？

私たちのいつもの観察方法を脱する試みを考察したドローイングシリーズ「Silence」は、竹編みから読み取ることのできる線の表現を中心として構成されています。ドローイングは抽象化され、竹ひごが集まることで埋まっている部分と空洞の部分から成る立体を形成する様子や、空間に描き出されるモチーフから感じられる精緻さ、線の間に広がる静けさを示しています。

没入型で物質の感覚的な体験へと誘う展示「Matter’s Whisper」に呼応した本シリーズでは、ひとつの技術を表現する豊かなアプローチを提案します。ドローイング作品全体が想起するのは、同展で発表される、無垢材を編んで作られた3つの彫刻作品です。

ニナ・フラデ

若い工芸家にして造形作家であるニナ・フラデは素材が感覚に訴えかける力を巡る仕事をしています。数年前から木工家具製作と日本の伝統工芸である竹細工との間に関係を築くことに関心を寄せてきたニナ・フラデのリサーチは徐々に洗練され、その主眼は線との取り組みと線に命を与える身振りを意識することにあります。

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Matter’s Whisper

ニナ・フラデ、グザビエ・プレヴォー、ユリ・ウラノ、奥島圭二

会場：醍醐寺

〒601-1325 京都市伏見区醍醐東大路町22

会期：2023年11月9日～12月3日

オープニング：11月11日（土）

パフォーマンス：11月11日（土）、12日（日）

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