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2019年1月19日(土)~3月10日(日)

フランスを拠点に世界で活躍する建築家の思考と考察のプロセスを紹介します

フランスを拠点に世界各地でプロジェクトを進め、現在幅広い注目を集める気鋭の建築家・田根 剛。20代の若さでドレル・ゴットメ・田根(DGT.)として〈エストニア国立博物館〉の国際設計競技に勝利し、選出から約10年の歳月を経た2016年秋に同プロジェクトが竣工を迎えるなど、国内外の注目がさらに高まっています。また、2012年に行われた新国立競技場基本構想国際デザイン競技(ザハ・ハディド案選出時)に参加し、11人のファイナリストに選ばれた〈古墳スタジアム〉は幅広い層に知られるきっかけとなりました。2017年のDGT.解散後はAtelier Tsuyoshi Tane Architectsをパリに設立し、活動の場をさらに広げています。

田根が進めるプロジェクトは、場所の記憶から未来を発想する「Archaeological Research(考古学的リサーチ)」の手法をとります。そのリサーチは、個人や歴史上の事実にとどまらず、時間や場所に蓄積する記憶、それらの断片が結びつき生まれる記憶を対象とします。「Image & Imagination」と題した本展では、眼に見えるイメージを手がかりにリサーチを行いながら、まだ見ぬ建築へのイマジネーションへと飛躍させる田根の思考と考察のプロセスを、数々の資料や模型、映像を通して紹介いたします。

記憶は現在を動かし、未来をつくる――この信念にもとづいた田根の創造は、都市の担い手である私たち一人一人にとって建築のもつ力や使命、未来への可能性を考えるきっかけとなるでしょう。

 

田根 剛たね つよし

建築家。1979年東京生まれ。Atelier Tsuyoshi Tane Architectsの代表としてフランス・パリを拠点に活動。現在ヨーロッパと日本を中心に世界各地で多数のプロジェクトが進行している。主な作品に〈エストニア国立博物館〉2006-16、〈LIGHT is TIME〉2014以上DGT.、〈Todoroki House in Valley〉2017-18仮称弘前市芸術文化施設〉2017-など。フランス文化庁新進建築家賞2007、フランス国外建築賞グランプリ2016、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞2017など受賞多数。2012年よりコロンビア大学GSAPPで教鞭をとる。

 

 

主催:三菱地所、三菱地所アルティアム、西日本新聞社

後援:福岡市、(公財)福岡市文化芸術振興財団、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、駐日エストニア共和国大使館

協力:東京オペラシティ アートギャラリー

助成:アンスティチュ・フランセ九州

 

beyond 2020 プログラム 認証事業

 

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  • 2019-01-19 - 2019-03-10
  • 一般:400(300)円 / 学生:300(200)円
    ・( )は10名以上の団体料金
    ・再入場可
    ・高校生以下、障がい者等とその介護者1名は無料
    ・アルティアムカード会員・三菱地所グループCARD(イムズカード)会員無料
  • お問い合わせ:三菱地所アルティアム(Tel: 092-733-2050)
  • 三菱地所アルティアム
    中央区天神1-7-11イムズ8F 福岡市