『ジェロニモ―愛と灼熱のリズム』

©Film du Losange

6月30日（月）19:00

『ジェロニモ―愛と灼熱のリズム』 Geronimo （クロージング上映）

• 監督：トニー・ガトリフ
• 出演：セリーヌ・サレット / ラシッド・ユセフ / ダヴィッド・ミュルジア
• 2014年 / フランス / 104分 シネマスコープ / 5.1ch

★ 2014年 カンヌ国際映画祭 特別招待作品

トニー・ガトリフ流『ロミオとジュリエット』×『ウエスト・サイド・ストーリー』！

エネルギーあふれる恋愛劇をフランス公開にさきがけて上映！

30歳の女性ジェロニモは、南フランスの町で、問題のある少年少女の指導をしている。ある日、家族から結婚を強制されそうになったトルコ系の16歳の少女ニルは、ジプシーの恋人ラッキーの元へと逃れる。ふたりの駆け落ちは、それぞれの家族を対立させ、地区を巻き込んだ争いに発展する。ニルはダンサーの兄からの攻撃を恐れて姿を隠す。ジェロニモは、この地域の少年少女の指導に携わっている立場から、何とか事態を収拾させ不毛な争いを止めようと力を尽くすが…。『ガッジョ・ディーロ』、『愛より強い旅』のガトリフ監督最新作にして、今年のカンヌ国際映画祭の特別招待作品。

『ジェロニモ―愛と灼熱のリズム』上映終了後 21:00より

トニー・ガトリフ監督を迎え、クロージングパーティーを開催します。

© Film du Losange / © VengelisPastialos

プロフィール
1948年生まれ。フランス人の父、ロマの母の間に生まれる。舞台で俳優として活動を始め、1975年に初めての映画短編を監督。90年『ガスパール／君と過ごした季節（とき）』がスマッシュヒットし、人気監督となる。2004年『愛より強い旅』で第57回カンヌ国際映画祭 監督賞を受賞。2009年の『Korkoro』(日本未公開）ではモントリオール世界映画祭 最優秀作品賞などを受賞。自身の出自であるロマを題材にした秀作を数多く発表している。自ら作曲も手掛けるなど音楽の造詣も深く、映像・音楽に秀でた感覚を持つ。
≪主なフィルモグラフィー≫
1990年 『ガスパール / 君と過ごした季節（とき）』
1993年 『ラッチョ・ドローム』 カンヌ国際映画祭 ある視点賞
1997年 『ガッジョ・ディーロ』 ロカルノ国際映画祭 銀賞他
2000年 『ヴェンゴ』 ヴェネチア国際映画祭 正式出品
2002年 『僕のスウィング』 ベルリン国際映画祭 正式出品
2004年 『愛より強い旅』 カンヌ国際映画祭 監督賞
2006年 『トランシルヴァニア』 カンヌ国際映画祭 クロージング作品
2010年 『Korkoro』 モントリオール世界映画祭最優秀作品賞
2012年 『怒れ！憤れ！－ステファン・エセルの遺言』 など