クロード・ランズマン(1925年11月27日ー2018年7月5日)
第二次世界対戦中、高校在学時にレジスタンス活動へ参加。52年にサルトルやボーヴォワールと知り合い、以後ジャーナリストとして活躍。73年に初監督作『なぜイスラエルか』を発表。85年に公開した『SHOAH ショア』は世界中で大きな反響を呼ぶ。その後も『ツァハル』(94年)、『生存の世界からの訪問者』(97年)、『光と影』(08年)、『カルスキ・レポート』(10年)、『不正義の果て』(13年)などのドキュメンタリー作品を数多く手がける。
2016年に「パタゴニアの野兎 ランズマン回想録 上巻・下巻」(人文書院)も日本で出版された。フランスでのレジスタンス運動の功績に対しレジスタンス勲章を授与され、国家功労大十字勲章も受章。2013年2月にはこれまでの功績に対しベルリン国際映画祭名誉金熊賞が送られた。

 

『ソビブル、1943年10月14日午後4時』
(2001年/フランス/カラー/98分/デジタル)

映画「ショア」の後半で明らかにされた収容所でのユダヤ人による武装蜂起の計画と挫折。ガス室での殺害を中止に追い込んだソビブル収容所。脱走者400名近くの中で、たった100人の生存者しかいなかった過酷な逃亡劇。16歳でワルシャワ・ゲットーから収容所に連行されたイェフダ・レルネルの証言をもとに“ユダヤ人は羊のようにおとなしく殺されていったのではない”という事実を明らかにしていくランズマン幻の傑作。

 

『SHOAH ショア』 第1部 第2部 第3部 第4部 *ショア:ヘブライ語で“絶滅”を意味する
(1985年/フランス/カラー/567分/デジタル)

第二次対戦中、ドイツやナチスの占領下で実行されたユダヤ人の強制収容、ホロコースト(大量虐殺)の全体像を関係者の証言のみで構成した全篇9時間27分のドキュメンタリー。監督ランズマンがナチスの収容所から生還したユダヤ人、収容所の元ナチス親衛隊員、収容所の近くに住むポーランド人農夫ら莫大な数の証言者を訪ね、彼らの言葉(肉声)を収録。予備調査14カ国、350時間に及ぶ撮影。過去の記録映像や感傷的な音楽を一切排して作られた第一級の芸術作品である。

 

<スケジュール・料金>

2月2日(土)
13:00 受付開始・開場 13:30受付終了
13:30ー13:40 ランズマン監督について紹介 登壇者:マチュー・カペル(映画研究者)
13:40ー『ソビブル、1943年10月14日午後4時』上映開始(15:18 上映終了予定)
15:25ー16:10 トークイベント 登壇者:石岡史子(ホロコースト教育資料センターKokoro代表)、他大学生2名(予定)

料金: 一般・シニア:1200円 学生:500円 *アンスティチュフランセ会員の方、またアンスティチュ・フランセ東京映画ポイントカードご持参の方は200円割引。学生証との併用はできませんのでご了承ください。

2月3日(日)
9:40 受付開始・開場 10:10 受付終了
*チケットは上記受付時間内にご購入ください。受付時間外は販売いたしません。ご了承ください。
10:10ー『SHOAH ショア第1部』
13:00ー『SHOAH ショア第2部』
15:20ー『SHOAH ショア第3部』
18:15ー『SHOAH ショア第4部』

料金:ショア通し券 一般・シニア:4200円 学生:2000円 *アンスティチュフランセ会員の方、またアンスティチュ・フランセ東京映画ポイントカードご持参の方は200円割引。学生証との併用はできませんのでご了承ください。

 

主催:マーメイドフィルム
協力:アンスティチュ・フランセ東京、ホロコースト教育資料センターKokoro
後援:フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本

お問合せ:マーメイドフィルム小倉 TEL:03-3239-9401(月−金13時〜17時)

 

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  • 2019-02-02 - 2019-02-03
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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