若い世代の観客に向けて―

アンスティチュ・フランセは2017年夏以来、10代の観客たちに向けた映画講座を不定期に開催してきました。2019年冬の「シネ・リセ」では、映画教育の本場フランスから講師の方をお招きし、映画製作の裏側、監督の視点、映像の効果、シナリオ、登場人物の感情など…解説とコミュニケーションを交えながら、映画への理解を深めます。何が見え、何が聞こえているのか?そこから、わたしたちは何を感じるのか?普段から映画に親しんでいる人もいない人もこれまでと一味違う映画の楽しみ方を発見できるはず。講師とともに、まず映画を観て、感じたことを言葉にしてみることからスタートしましょう。また、今回は映画教育・フランス語教育の専門家を対象にしたワークショップを併せて開催します。ふるってご参加ください。

12月13日(金)17:00
ワークショップ:フランス映画教育の現在 [フランス語・逐次通訳付]
映画館・文化施設のプログラマー、あるいは映画教育・フランス語教育の専門家を対象に、フランスから映画教育の専門家(講師:ブランディーヌ・ボーヴィー)をお招きし、ワークショップを行います。
-入場無料、要予約(以下よりご予約ください。):tokyo.cinelycee@institutfrancais.jp 

12月15日(日) 10:00
『パリ猫ディノの夜』

(フランス/2010年/70分/カラー/35mm/フランス語・日本語字幕付)
監督:アラン・ガニョル, ジャン=ルー・フェリシオリ
声の出演:ベルナデット・ラフォン、ドミニク・ブラン、ブルーノ・サロモネ、ジャン・ベンギーギ

作品紹介:パリで暮らすオス猫のディノ。一緒に暮らすゾエはあるショックから言葉を失ってしまうが、母のジャンヌは忙しく、ゾエはディノを頼りにしていた。ある朝、ゾエはディノからのダイヤモンドのついたブレスレットのプレゼントを見て不思議に思う。どこでこんなものを手に入れたんだろう?その夜、彼女はお出かけするディノの後をつけることにした…。

講師:ブランディーヌ・ボーヴィー
オクシタニー地方オーシュの映画館Cine32の映画教育部門責任者として、年間200校以上の小中学校・高校における映画教育のコーディネートを行う。フランス国立映画センター「中学生のための映画」委員会メンバー。

 

※上映と解説を含め、2時間半~3時間程度を予定しています。
-入場料金: 500円 ※10歳以上、20歳以下対象。一般の方はご遠慮ください。
※前売り券はPeatixにてご購入いただけます。
-フランス語・逐次通訳付

 

12月15日(日)14:00
『プレイタイム』

(1967年/フランス/124分/ カラー/デジタル/フランス語・日本語字幕付)
監督・出演:ジャック・タチ
出演:バルバラ・デネック、ジョルジュ・モンタン、ニコール・レイ、アンドレイ・フォーシェ、ジョルジュ・フェイ

作品紹介:タチ自ら演じるユロ伯父さんは、就職の面接を受けるため、ガラス張りの超高層ビルが立ち並ぶ近未来のパリにやってきた。アメリカから団体旅行でパリ観光に来ていた若い娘バーバラとのすれ違いを何度も繰り返し…。半年以上もの時間を費やしてパリ東部に建設した巨大セット「タチ・ヴィル(タチの都市)」を舞台に全編を高画質の70ミリフィルムで撮影したフランス映画史上屈指の大作コメディ。

講師:須藤健太郎
1980年生まれ。パリ第3大学博士課程修了。博士(映画研究)。専門は映画史、映画批評。現在、首都大学東京人文社会学部助教。著書に『評伝ジャン・ユスターシュ——映画は人生のように』(共和国)、訳書にニコル・ブルネーズ『映画の前衛とは何か』(現代思潮新社)、『エリー・フォール映画論集1920-1937』(ソリレス書店)などがある。

※上映と解説を含め、3時間半程度を予定しています。
-入場料金: 500円 ※10歳以上、20歳前後の方対象。一般の方はご遠慮ください。
※前売り券はPeatixにてご購入いただけます。
-日本語のみ

 

 

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  • 2019-12-13 - 2019-12-15
  • 00:00
  • 開場:15分前
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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