【アンスティチュ・フランセ東京エスパス·イマージュでの映画上映中止のお知らせ】

3月25日の小池百合子東京都知事の会見を受け、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、アンスティチュ・フランセ東京のエスパス・イマージュにて4月19日まで予定しておりました映画上映は、中止することを決定いたしました。

ご購入済みのチケットにつきましては、代金の払い戻しの対応をさせていただきます。

つきましては、チケットのご購入者様にはPeatixにてご登録いただいたメールアドレスに払い戻し情報のご連絡をさせていただきます。

皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます。

(フランス/2003年/60分/カラー/35ミ/英語字幕・日本語同時通訳)
監督:セルジュ・ボゾン
出演:ローラン・ラコット、ギヨーム・ヴェルディエ、セルジュ・ボゾン

大学のキャンパス、そこに病におかされた学生がいる。彼の兄弟であるふたりの兵士が救いにやってくる。自分達に似ることのないこの世界で居場所がない我らが二人の兵士達はそこで様々な人々と出会い、驚きを重ね、病気の弟が残した記憶や、他の場所から聞こえてくる噂、あるいは何処からか聞こえてくる歌に耳を傾ける。

「非常に独創的な作品を作り続けている1972年生まれのセルジュ・ボゾンは、今日、モッキーの後継者とよべる存在でしょう。ひそかに展開される不条理とも言えるユーモア、陰謀や謎への嗜好、無味乾燥にも思える作風、速度ある語り、そしてとりわけ「アート系」映画としてごたごたと媚びることの拒否、セルジュ・ボゾンの映画の魅力は、(映画史と)断絶しながらもその伝統を受け継ぎ、新たなものを創造しながら、過去の作品の引用もするという、相反する運動の間を自由に往来していることでしょう。批評家でもあった映画作家セルジュ・ボゾンは、フランス映画史への反旗の記憶を携えながら、無難な道を辿ることをせず進んできました。「フランス」、それはボゾンの映画の重要なテーマです。その歴史(まさにそれがタイトルにまでなっている『フランス』)、フランス共和国の制度や組織(『ティップ・トップ』の警察や『マダム・ハイド』の学校)、それらが頑強なまでに反自然主義的で、時に不協和音を奏でながらもミュージカル的に描かれてきました。ダンディーな映画作家セルジュ・ボゾンは演出への変わることのない信念に溢れ、勇敢に、映画の炎を燃やし続けています。」オリヴィエ・ペール

 

セルジュ・ボゾン 

1972年、フランスのエクス=アン=プロヴァンス生まれ。1988年に初長編作『友情』を発表。次作のミュージカルコメディ『モッズ』(2003年)でベルフォール国際映画祭にてレオ・シェア賞を受賞、その他30以上の国際映画祭にノミネートされる。第一次世界大戦を描いたシルヴィー・テステュー主演の『フランス』(2007年)でジャン・ヴィゴ賞を受賞。その後、イザベル・ユペール、サンドリン・キーベルラン、フランソワ・ダミアン出演によるコメディ『ティップ・トップ ふたりは最高』(2013年)を発表、カンヌ国際映画祭の監督週間にて上映。さらにイザベル・ユペール主演の最新作『マダム・ハイド』では、第70回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門に選出、ユペールは本作で主演女優賞受賞。また監督以外にも映画批評家、俳優としても活躍している。

 

 

 

 

04
12
  • 2020-04-12 - 2020-04-12
  • 17:00
  • 開場:15分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円 ※前売り券は Peatix にてご購入いただけます。予定枚数完売の場合は当日チケットの販売はない場合がございますので、ご注意ください。
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • チケット販売時間:上映当日各回の30分前から上映開始10分後まで。チケット販売時間内には、当日すべての回のチケットをご購入いただけます。全席自由。整理番号順での入場とさせていただきます。また、上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、固くお断りいたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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