Landfill (2013) © Grégory Chatonsky

[デジタル・ショック2014 プレイベント]
グレゴリー・シャトンスキーの映像をめぐるライブ&対談

クリストフ・シャルル
『テロフォシル:ランドフィル』

 

1月30日(木)19時~
アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
入場無料|要予約

グレゴリー・シャトンスキーの映像をめぐり、アーティスト本人を迎え、クリストフ・シャルルが実験音楽のライブを行い、ライブ終了後、グレゴリー・シャトンスキーと港千尋による対談を行います。


●ライブ:クリストフ・シャルル&グレゴリー・シャトンスキー

「人類がこの地へやって来たのは遥か昔。彼らは予め定められた境界を巡ってきた。写真を撮り、石を手に取った。人々は再び旅立ち、そこには静寂が訪れる。岩壁の表面は惑星の息吹によって吹き晒され、絶え間ない静けさが漂う。岩壁は何千年も前から不動のまま留まっている。しかし別の息吹が存在するはず。どこか別の場所の息吹が。そしてまた、別の地が存在するかも知れない。ひと気のない広大なこの地をも越える粒度の地。その地とは、恐らく、真夜中に人類が天を仰ぎ、この地にはない何かを探し求める場所。その地は別の地、その地は存在しない。」 – グレゴリー・シャトンスキー

●対談:港千尋&グレゴリー・シャトンスキー
ライブでも使用する、近年台頭してきた一般向け「神経インターフェース」について、港千尋とグレゴリー・シャトンスキーが対談を行います。神経インターフェースは、人の精神の奥深くに入り込み、日常的な思考を読むだけでなく、隠された考えや、あるいは本人が気付いていない考えをも読み取ります。アーティストらは、自己の観念と思考の心象を変容させながら、神経インターフェースを作品制作に用います。この技術の謳い文句の裏側にある、正しき本質とは何か? その美学的影響とはどのようなものか? 脳から何を、またどのような観点で読み取ることができるのだろうか?

使用言語:フランス語・日本語(同時通訳付)

 

●アーティストプロフィール

クリストフ・シャルル
1964年フランス生まれ。1996年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。2000年より武蔵野美術大学映像学科准教授。2011年より教授。環境芸術学会理事。メディアアートを専門に、現代芸術における理論的・歴史的な研究を行いながら、内外空間を問わずインスタレーション及びコンサー トを行い、それぞれの要素のバランス、独立性及び相互浸透を追求している。

グレゴリー・シャトンスキー
高校で造形美術、ソルボンヌ大学で哲学を専攻後、パリ国立高等美術学校(ボザール)にてデジタルアートを学ぶ。1994年、“ネットアーティスト”集団「アンシデント」を発足。現在、パリ第4大学、ル・フレノワ国立現代芸術スタジオ、ケベック大学モントリオール校(UQAM)にて教鞭をとる。その作品世界の重要なキーワードは虚構、流動、破壊。テクノロジーと人間との関係性を問いながら、アナログとデジタルの様々な媒介を探求している。

港 千尋 (みなと ちひろ)
1960年 神奈川県生まれ。
多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授
パリを拠点に写真家として活躍。また、独自の批評も著名。
2007年ヴェネチア・ビエンナーレにおける、日本館の展示コミッショナーを務めた。

 

グレゴリー・シャトンスキーは、文化庁主催「世界メディア芸術コンベンション2014」の参加アーティストです。
1月24日(金)・25日(土)
会場:東京国際フォーラム
http://www.time-walker.net

 

 

01
30
  • 2014-01-30 - 2014-01-30
  • 19:00 - 21:00
  • 入場無料
  • 03-5206-2500(アンスティチュ・フランセ東京)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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