2012年/155分→115分/35mm/カラー/英語字幕付・作品解説配布予定
監督:アラン・レネ
出演:マチュー・アマルリック、ピエール・アルディッティ、サビーヌ・アゼマ、アンヌ・コンシニ、ミシェル・ピコリ

著名な劇作家であるアントワーヌ・ダンタックの死後、遺言によって、彼の戯曲『エウリュディケ』を演じた俳優たちが、南仏の邸宅に集められる。彼らはそこでコロンブ座という若い俳優たちの劇団がこの芝居を演じている映画を見せられる。愛、生、死、死後の愛、舞台の上でそれらはまだ意味をなしているのだろうか? スクリーンで若者たちが演じているのを見ていた俳優たちもいつの間にか台詞を呟き始め、『エウリュディケ』の舞台を演じ始める…。

「ウッディ・アレンの『カイロの紫のバラ』で、ミア・ファローは死者たちに会いに行く生者を演じていて、その体験によって変化し、これまでにない感情を自分の中に見出す。『あなたはまだ何も見ていない』では生者たちによって演じられた芝居を死者が見て、自分たちがかつて生きた体験をそこに投影する。すべては逆であるわけだ。登場人物たちはつねに死の欲望に動かされている、それこそがレネの映画の素晴らしく、感動させるところである。自己同一化の過程において、観客に見えてくるのは何かしらの亡霊である。たとえば、生きることがなかった、あるいは漠然と生きた人生の亡霊だったり、存在しなかった、あるいは消え去ってしまった関係の亡霊だったり。」ジャン=セバスチャン・ショーヴァン

 

フィルム提供:タマサ・ディストリビューション

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  • 2013-02-03 - 2013-02-03
  • 18:00
  • 一般1200円/学生800円/会員500円
  • アンスティチュ・フランセ東京 (03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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