ベルヴィル・トーキョー
© International Sales: INSOMNIA WORLD SALES & Producer: DOLCE VITA Films

 

3月15日(金) オープン:18:30 スタート 19:00 

会場:エスパス・イマージュ

「ベルヴィル・トーキョー」

2011年/75分/カラー/デジタル

監督・脚本:エリーズ・ジラール

出演:ヴァレリー・ドンゼッリ、ジェレミー・エルカイム

『わたしたちの宣戦布告』(‘11)で監督・主演二役を兼ね、フランス映画界の新星として話題騒然のヴァレリー・ドンゼッリ主演作。妊娠時期をシングルで過ごし情緒不安定な妻と、父親になることをなかなか受け入れられない夫のすれ違いを巧みな演出で描いた切ないラブストーリーは、監督の実体験をベースにしたもの。ヨーロッパを代表する名キャメラマン、レナート・ベルタの硬質な映像でとらえられたパリの淋しい風景が心にしみる1本。

 

上映後、エリーズ・ジラール監督と坂本安美(アンスティチュ・フランセ日本/映画プログラム主任)とのトークショーあり。

 

フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ

1950年代後半から1960年代の初め、フランスではジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、ジャック・リヴェット、クロード・シャブロル、エリック・ロメールら数多くの映画作家たちが今までの映画とはうって変わった新しい作品を作りだしました。彼らはヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)と呼ばれ、映画の歴史に大きな足跡を残しました。それから半世紀、今またフランス映画の世界に新しい動きが生まれています。ここ10 年で20人以上もの女性監督が誕生し、今までの“女性映画”の枠を大きく超えた作品を発表しているのです。
イギリスの「ガーディアン」紙(2011 年3月24日付)ではこれらの動きをFRANCE`S FEMALE NEW
WAVEと名付けて紹介し、フランスの権威ある映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ」2012 年9月号でも表紙を含
め大々的な女性監督特集が組まれています。彼女たちの作品は初恋、男女のすれ違い、結婚生活の不和、家族とのふれあいといった自分にとって身近な題材を繊細な演出で表現したものが多く、それゆえに多くの女性たちから熱烈な支持を受けています。ある時は女優として、またある時は監督として、お互いの作品を自由気ままに行き来する柔らかい連帯こそ彼女たちの強み。何かと言えば従党を組んでしまいがちな男性作家に対する強烈なアンチテーゼがそこには含まれているのかもしれません。
映画史上初の女性監督アリス・ギイ(パリ生まれ。1873~1968)を筆頭にアニエス・ヴァルダやクレール・ドゥニを慕う彼女たちには、フランス女性監督の確かなDNAが引き継がれているのです。

 

その他上映作品:

「グッバイ・ファーストラブ」(2011年/110分/カラー/35mm)

監督・脚本:ミア・ハンセン=ラブ

出演:ローラ・クレトン、セバスティアン・ウルゼンドフスキー

「スカイラブ」(2011年/113分/カラー/デジタル)

監督・脚本・出演:ジュリー・デルピー

出演:ジュリー・デルピー、ベルナデット・ラフォン、エマニュエル・リヴァ

 

3月30日より、渋谷シアター・イメージフォーラムにて6週間限定ロードショー!

 

フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブのスケジュールはこちらから

 

配給:マーメイドフィルム 宣伝:VALERIA 配給協力:(社)コミュニティシネマセンター
後援:アンスティチュ・フランセ日本、ユニフランス・フィルムズ

03
15
  • 2013-03-15 - 2013-03-15
  • 19:00
  • アンスティチュ・フランセ東京会員、および映画ポイントカード持参の方のみご入場いただけます(無料)。上映当日18時より、整理券を配布いたします。なお、数に限りがございますので、定員に達し次第、締め切らせていただきます。
  • アンスティチュ・フランセ東京 (03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-0826
    市谷船河原町15 新宿区 東京