Le Crime de Monsieur Lange

1936年/80分/35ミリ/モノクロ/日本語字幕付
監督:ジャン・ルノワール
出演:ジュール・ベリー、ルネ・ルフェ-ヴル、フロレル、ナディア・シビルスカヤ

 

小さな町工場の印刷所で働くアメデ・ランジュは冒険小説を書いている。社長のバタラは経営上の失敗からランジュを丸め込み、彼の小説をただで出版し大当たり。だがその程度では借金を返せず、夜逃げしたバタラは列車事故で死んだらしい。残ったランジュたちは会社を自主管理することに。洗濯屋を営むヴァランティーヌと恋をささやき、仲間たちと幸せに暮らしていたランジュたちのもとに、死んだはずのバタラが司祭に化けて舞い戻ってきて…。

「この作品は私にとってどうしてもムードンの丘の思い出と切り離せません。(…)日曜日のムードンの夕暮れ時は、パリの人々が作り出す最高のものです。ローストビーフやスモモのタルトとともに交わされる会話は、心が洗われる純粋なものです。」(ジャン・ルノワール)

「ジャン・ルノワールは、パリのアパルトマンのトポロジーを正確に再現している。ルノワールは室内を生きているものと考えており、その有機的な生をフィルムに収めようとした。」(ジャン・ドゥーシェ、ジル・ナドー著、「パリ、シネマ」梅本洋一訳、フィルムアート社)

 

配給:タマサ・ディストリビューション

 

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  • 2013-04-12 - 2013-04-12
  • 19:00
  • 一般1200円/学生800円/会員500円
  • アンスティチュ・フランセ東京 (03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
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