『アンドレ・マッソンと四元素』
(1958年/フランス/20分/カラー/35mm/無字幕)
グレミヨンは詩と記録が交差するレアリスムを追求する。シュールレアリスムの画家アンドレ・マッソンへのオマージュとして撮られた本作は彼の明晰さ、創造者に不可欠な献身や忍耐を記録している。マッソンの作品から着想を得たテクストの朗読が映像に重ねられ、この芸術家の創造活動の核心へと観客を導く。グレミヨンの遺作。
『イメージの家』
(1955年/フランス/19分/カラー/35mm/無字幕)
パリの観光地モンマルトル。その一角にある版画工房に、職人たちが集まってくる。彼らは力を合わせ、アンドレ・マッソンやホアン・ミロら、有名画家の美しい版画を完成させていく。芸術と手仕事をめぐるドキュメンタリー。
『6月6日の夜明け』
(1945年/フランス/41分/モノクロ/16mm/ 無字幕)
ドイツの占領から解放された直後の故郷ノルマンディー地方を撮影したドキュメンタリー映画。グレミヨンのドキュメンタリー映画における代表作だが、一般には1949年5月に短縮版が公開されるに留まった。監督自身が音楽を作曲している。
「『6月6日の夜明け』はグレミヨン的世界の複雑さを示す作品である。標準的なドキュメンタリーではなく、荒廃したノルマンディーに捧げられた葬送的頌歌なのだ。本作の詩的な側面はその音楽的構成から引き出されている。」(フィリップ・ロジェール)
フィルム提供:アンスティチュ・フランセ パリ本部
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- 2014-01-17 - 2014-01-17
- 16:30
- 開場:20分前
- 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
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アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
新宿区市谷船河原町15 東京都
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