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史上初のFESPACO 2度制覇、ベルリン銀熊賞にも輝く
セネガル系フランス人監督アラン・ゴミスの美しい映画。

監督は、前作『Tey』(12)と本作で、アフリカ映画で最も栄誉ある映画祭FESPACOで史上初めて最高賞(エタロン・ドール)を2度受賞したアラン・ゴミス。2017年ベルリン国際映画祭では最高賞に次ぐ銀熊賞(審査員大賞)に見事輝いた。彼は、コンゴの超人気バンド、カサイ・オールスターズの音楽と女性ヴォーカルのムアムブイの歌声とキャラクターにインスパイアされて、この映画の脚本を書いたという。セネガル人とフランス人の両親のもと、フランスで育った彼にとって、キンシャサでの撮影は大きなチャレンジだったが、この映画はキンシャサで撮影されなくてはならなかった。完成した映画は、カサイ・オールスターズによる圧倒的なサウンドトラックの魅力のみならず、相対するかのように静謐なエストニア人作曲家アルヴォ・ペルトの音楽が重要な位置を占め、シングルマザーの困窮をリアルな描写で描く前半から深い森の闇の中に魂を見つめていく後半へ。まるでケン・ローチとアピチャッポン・ウィラーセタクンの映画が共存するかのような不思議な魅力で幸福の意味を問いかける。本作が日本初公開となるゴミスの才能も大きな見所である。

 

コンゴ民主共和国の首都キンシャサ。自由で誇り高いフェリシテは、バーで歌いながら、女手ひとつで息子を育てていた。フランス語で“幸福”の意味の名を持つ彼女に人生は優しくないけれど、歌を歌うとき、彼女は輝いていた。そんなある日、一人息子のサモが交通事故で重症を負い、彼女の人生は一変する。

 

 

監督・脚本:アラン・ゴミス
撮影:セリーヌ・ボゾン(『愛より強い旅』)
編集:ファブリス・ルオー(『SAINT LAURENT サンローラン』)、アラン・ゴミス
音響監督:ブノワ・ド・クレルク(『午後8時の訪問者』)
出演:ヴェロ・ツァンダ・ベヤ、パピ・ムパカ、ガエタン・クラウディア、カサイ・オールスターズ他
原題:Félicité |製作年:2017年|製作国:フランス、セネガル、ベルギー、ドイツ、レバノン
129分| DCP |1.66|5.1ch |カラー:リンガラ語&ルバ語&フランス語
字幕:斎藤敦子 字幕監修:奥村恵子 配給:ムヴィオラ
映倫区分:G(一般)

 

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  • 2018-03-24 - 2018-03-24
  • 14:00
  • 開場:15分前
  • 入場無料。
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    市谷船河原町15 新宿区 東京都

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