(日本=フランス/1998年/98分/35mm/カラー)
監督:ジャン=ピエール・リモザン
出演:武田真治, 吉川ひなの, 杉本哲太, 水島かおり, 大杉漣、ビートたけし
世紀末の東京を舞台に、謎の発砲事件を続ける青年と彼にひかれる少女のつかの間の関係を鮮烈なタッチで綴った一編。フランス人監督ジャン=ピエール・リモザンが、渋谷や下北沢を中心とした“東京”を舞台に日本人俳優を使って撮り上げた作品。発砲事件が続く中、美容院で働く少女ヒナノは謎の男Kと出会う。AV機器に囲まれた生活をしているKは、仮想世界と現実の区別がつかなくなったまま改造拳銃をTVゲームの感覚で撃っていたのだ……。ヤクザ役でビートたけしが特別出演。日本とフランスの合作映画の先駆けとなる作品で、製作はユーロスペースの堀越謙三とヘヌガメ・パナヒ。撮影のジャン=マルク・ファーブルはステディカムを使用し、作品の危うさと軽さを表現することに成功している。吉武美知子は現場で通訳を担当するなど、作品製作におおいに貢献した。

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  • 2019-09-20 - 2019-09-20
  • 14:00
  • 開場:15分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京
    〒 162-0826
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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