(C)1967 STUDIOCANAL – Five Film S.r.l. (Italie) – Tous Droits Reserves

 

(フランス=イタリア/1967年/106分/カラー/デジタル/日本語字幕)
監督:ルイス・ブニュエル
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャン・ソレル、ミシェル・ピコリ

 

セブリーヌは裕福な医者の夫と何不自由ない暮らしを送っていたが、その一方でマゾヒスティックな妄想にとらわれていた。そんなある日、パリにある娼館の噂を聞いた彼女は、好奇心から足を運び、「昼顔」という偽名で働くことに。封印してきた性を解放することで夫への愛情も深まり、満ち足りた気分を味わうセブリーヌだったが……。1967年・第28回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品、4Kレストア版上映。

「ミシェルと私は多くの作品で共演しました。11本と記憶しています。そのことで私たちの間には強い絆が築かれました。撮影以外で会うことはほとんどなく、友人同士と言える関係ではなかったかもしれませんが、私たちの間には強い協力関係があり、それは長い年月の間、続きました。仕事で再び一緒になることをとても喜んできました。共演する度に、打ち解け、互いを理解し合い、一緒に仕事をする悦びを即座に感じられました。(…)『昼顔』は、『創造物たち』(66’)、『ロシュフォールの恋人たち』(67′)に続き、ミシェルとの3作目で、それまで以上に多くのシーンで共演しました。当時、ミシェルはジュリエット・グレコとつきあい始めていた時期で、地方での撮影にジュリエットも同行し、ふたりを眺めているのがとても好きでした。ミシェルはジュリエットにとても気遣っていて、それでいてふたりとも冗談好きで、嘲けたり、皮肉をいったりしながらつねにふざけ合っていて、とても魅力的なカップルでした。(…)ミシェルともっとも密に共演した作品はアラン・カヴァリエの『別離』(68′)でしょう。恋人役を演じ、ミシェル・ピコリがいかにその最も広い意味において男性的な人であるかをよく知ることができました。多くの俳優たちが望むような「若々しい男性」ではなく、魅力的で、確固たる男性性を持ちながら、自分の中にある女性性や幼児の部分も思う存分表現することがができる男性であり、そうした資質があるからこそ彼は偉大な俳優なのだと思います。(…)人間として、彼のデリケートであると同時にぞんざいでもあるような感受性が大好きでした。もちろん俳優としても非常に尊敬しています。彼の演技は非常に繊細で、驚くほど謎めいて、両義的なのです。」(カトリーヌ・ドヌーヴ)

配給:株式会社 KADOKAWA

 

 

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  • 2020-11-01 - 2020-11-01
  • 11:15
  • 開場:15分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円 チケットはPeatixにて10月9日(金)15時より発売。窓口販売はございませんのでご注意ください。
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