フランスの脚本家、作詞家、作家、劇作家、ジャン=ルー・ダバディが今年5月に惜しまれながらもこの世を去りました。多才なアーティスト、ジャン=ルー・ダバディの名は日本ではとりわけ70年代に彼が脚本を手がけた映画で知られてきました。クロード・ソーテ監督の『すぎ去りし日の…』(1970年)、『夕なぎ』(1972年)、フランソワ・トリュフォー監督の『私のように美しい娘』(1972年)、そしてジャン=ポール・ラプノー監督の『うず潮』(1975年)やイヴ・ロベール監督の数々のコメディまで、「ジャン=ルー・ダバディが脚本を執筆、共同執筆した作品を見ると、彼が幸福についてのある種の理念を体現していたことに気づきます。(…)ダバディの作品で愛すべきは、心地よいメランコリーのようなもの、時代を超えて味わえるコメディのリズムでしょう」。(ティエリー・ジュス、「レザンロキュプティーブル」)
この偉大なアーティストを追悼すべく彼が脚本を手がけた3本の作品、『平手打ち』、『夕なぎ』、『うず潮』を上映します。イザベル・アジャーニ、ロミー・シュナイダー、カトリーヌ・ドヌーヴらが主演しているこれら3本は自由な生き方を求める70年代の女性の姿を描いています。
開催中には講演会も予定しています。
イベントスケジュール:
11/28(土)
14:00 上映『平手打ち』(監督:クロード・ピノトー、105分)
17:00 上映『夕なぎ』(監督:クロード・ソーテ、110分)
11/29(日)
14:30 講演会「ジャン=ルー・ダバディの70年代の映画と日本の現代社会との間の対比:女性たちの解放」
講演者:レジス・アルノー(「ル・フィガロ」日本特派員)、司会:フローラン・ダバディ (入場無料)
17:30上映『うず潮』(監督:ジャン=ポール・ラプノー、106分)
【全席販売再開のお知らせ】
アンスティチュ・フランセ東京では、10月15日(木)よりエスパス・イマージュでの上映に関して、全国興行生活衛生同業組合連合会の最新のガイドラインにより、すべての座席の販売を再開いたします(ただし、劇場にてゲストが登壇する舞台挨拶やトークイベントは従来どおり座席間隔を1席空けて販売させていただきます)。
アンスティチュ・フランセ東京では引き続き新型コロナウィルス感染予防対策を実施してまいります。
【新型コロナウィルスへの対策について】
- ご来館いただく際は、マスクの着⽤を必ずお願いいたします。
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⽯鹸によるこまめな⼿洗いをお願いいたします。⼿指消毒⽤アルコール液を、各所に設置しておりますのでご利⽤ください。 - 共⽤スペース(廊下、⼊⼝ホール、階段)を移動の際には、床に表示されている、矢印に従ってください。
- 接触感染・飛沫防止のため、Peatixでのオンライン購入およびQRコードでのチェックインを継続いたします(当日窓口でのチケット販売はございません。ただし、招待券は窓口のみでのお取り扱いとなります。ご注意ください。)。
- 整列時や入退館時のソーシャルディスタンスの確保をお願いいたします。
- エスパス・イマージュ内でのお客様同士の会話は、最小限にとどめていただきますようお願い致します。
- スタッフは運営に必要な最小限度の人数となります。お客様にはご不便をおかけいたしますが何卒ご理解ご協力のほどお願い致します。
主催:アンスティチュ・フランセ日本、フローラン・ダバディ・オフィス
共催:アニエスベー
アンスティチュ・フランセ日本映画プログラム オフィシャル・パートナー:CNC、TV5 MONDE
フィルム提供及び協力:ゴーモン、ジェットリンク(内田稔)、金沢21世紀紀美術館、タマサ・ディストリビューション
- 2020-11-28 - 2020-11-29
- 開場:15分前
- 一般:1200円 学生:800円 会員:500円 前売券はPeatixにて11/6(金)15時より発売予定。窓口販売はないので、ご注意下さい。
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
3人のフランス女性 ~ジャン=ルー・ダバディ追悼~
2020-11-28 | 『平手打ち』 |
2020-11-28 | 『夕なぎ』 |
2020-11-29 | 講演会&ディスカッション「ジャン=ルー・ダバディの70年代の映画と日本の現代社会との間の対比:女性たちの解放」 |
2020-11-29 | 『うず潮』 |