フランス映画の偉大な俳優のひとりミシェル・ピコリが5月12日に享年94歳で亡くなりました。ジャン=ピエール・メルヴィルからレオス・カラックスまで、あるいはアルフレッド・ヒッチコック、ルイ・マル、ジャック・ドゥミ、コスタ=ガヴラス、ラウル・ルイス、ジャック・リヴェット、アニエス・ヴァルダ、マルコ・ベロッキオ、クロード・シャブロル、ユセーフ・シャヒーン…。現在映画を代表する巨匠たちの作品に数多く出演してきたピコリのフィルモグラフィーで注目すべきなのは、その中の幾人かの監督たちの創作活動を長年に亘り支えてきたことです。たとえばルイス・ブニュエル、マルコ・フェレーリとはそれぞれ7本、クロード・ソーテとは5本、マノエル・ド・オリヴェイラとは4本の作品でタッグを組んでいます。ミシェル・ピコリはそうして敬愛、友情を抱いた映画作家には忠誠を誓い、彼らへの協力を惜しむことがありませんでした。映画界においてがはじめて名声を獲得することになったジャン=リュック・ゴダールの『軽蔑』で、ピコリはゴダールの分身的存在を演じています。「偉大な俳優とはまず映画作家たちの聞き役であり、腹心であり、スピーカーでなければならない」(ミシェル・ピコリ)。

60年代以降の現代映画を牽引してきた俳優、アーティストピコリを追悼してその代表作の一部を特集します。

 

この企画は以下の会場でも開催致します。

会場:ジャック&ベティ

会期:10/3(土)、4(日)、10(土)、11(日)

詳細はこちらのサイトにてご確認ください。

 

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  • 2020-08-06 - 2020-09-18
  • 00:00
  • 開場:15分前
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円 ※チケットは Peatix で順次発売いたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • Institut français du Japon - Tokyo, Espace images
    〒 162-8415
    15 Ichigaya-funagawara-machi, Shinjuku-ku Tokyo


偉大なる俳優、ミシェル・ピコリ追悼特集

2020-08-06 『五月のミル』
2020-08-06 『いぬ』
2020-08-07 『最後の晩餐』
2020-08-07 『軽蔑』
2020-08-08 『最後の晩餐』
2020-08-09 『軽蔑』
2020-08-09 『美しき諍い女』
2020-08-20 『美しき諍い女』
2020-08-21 『いぬ』
2020-08-21 『最後の晩餐』
2020-08-22 『すぎ去りし日の…』
2020-08-23 『五月のミル』
2020-08-23 『すぎ去りし日の…』
2020-08-23 『いぬ』
2020-08-27 『軽蔑』
2020-08-27 『いぬ』
2020-08-28 『パッション』
2020-08-28 『軽蔑』
2020-08-29 『都会のひと部屋』
2020-08-30 『都会のひと部屋』
2020-08-30 『いぬ』
2020-08-30 『すぎ去りし日の…』
2020-09-03 『軽蔑』
2020-09-03 『犯罪の系譜』
2020-09-04 『いぬ』上映中止
2020-09-04 『犯罪の系譜』上映中止
2020-09-05 『犯罪の系譜』上映中止
2020-09-10 『昼顔』上映中止
2020-09-10 『五月のミル』上映中止
2020-09-11 『軽蔑』上映中止
2020-09-11 『パッション』上映中止
2020-09-12 『マックスとリリー』上映中止
2020-09-17 『昼顔』上映中止
2020-09-17 『マックスとリリー』上映中止
2020-09-18 『昼顔』上映中止