1975年、弱冠25歳のシャンタル・アケルマンは『ブリュッセル 1080 コメルス河畔通り23番地 ジャンヌ・ディエルマン』を撮り、映画に革命を起こしました。その後も、短編、長編、フィクション、ドキュメンタリー、実験映画、文学の脚色など、様々なジャンルで新しい映画の形態を探求し続け、現代映画の可能性を率先して見出しました。彼女の作品はジム・ジャームッシュ、ガス・ヴァン・サント、トッド・ヘインズ、アピチャッポン・ウィーラセクタン、ミヒャエル・ハネケなど、世界中の映画作家に影響を与え、2015年に他界した後、彼女の作品を一本でも多く見たいと、沢山の人々が劇場にかけつけ、世界中でアケルマン・ムーブメントが行っています。大盛況だった昨年の特集上映に引き続き、「シャンタル・アケルマン映画祭2023」が開催されるのを機に、あらためてアケルマンの映画の魅力、その重要性に迫ります。

実施要項
開催日時:2023年5月13日(土)17:00~18:30
場所:東京都新宿区市谷船河原町15 東京日仏学院2階エスパス・イマージュ
料金:各回1,500円
使用言語:日本語

*お申込、お支払は、アンスティチュ・フランセ総合受付にて、またはオンラインブティックからお願いいたします。席に限りがございますので、お早めにお申込ください。

 

講師:坂本安美

東京出身。『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』誌元編集委員。『カイエ・デュ・シネマ』本誌とともにフェスティヴァル・ドトーヌにて黒沢清、青山真治、篠崎誠、諏訪敦彦ら日本の監督たちを紹介。1996年より東京日仏学院(現アンスティチュ・フランセ東京)にて映画プログラム主任を担当し、さまざまな映画上映の企画・運営を手がける。2012年からはフランス大使館 文化部にあたるアンスティチュ・フランセ日本にて映画プログラム主任。引き続きフランスから多くの監督、俳優、映画批評家らを招聘し、日本では上映の機会があまりない作品を中心に紹介しながら、上映と批評との関係、国境を越えたアーティスト、書き手の交流についてつねに模索している。2012年にロカルノ国際映画祭にてOpera Prima(新人部門)の審査員、2014年のカンヌ国際映画祭では「批評家週間短編作品部門」の審査員、2020年には東京フィルメックス映画祭、ヨーロッパの若手監督の登竜門、アンジェ・プルミエ・プラン映画祭短編部門の審査員を務める。著書は『エドワード・ヤン 再考/再見』、『そして映画館はつづく』(共著、フィルムアート社)などがある。

 

「シャンタル・アケルマン映画祭2023」公式サイト

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13
  • 2023-05-13 - 2023-05-13
  • 17:00 - 18:30
  • お申込、お支払は、アンスティチュ・フランセ総合受付にて、またはオンラインブティックからお願いいたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-0826
    15 Ichigaya-funagawara-machi, Shinjuku-ku Tokyo

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