(1979年/95分/カラー/35mm/フランス語・日本語字幕)
監督:フィリップ・ガレル
出演:アンヌ・ヴィアゼムスキー、アンリ・ド・モブラン、シュワン・リンデンマイアー

映画監督のジャン=バチストはエリーという女性と出会い、ふたりは惹かれ合う。彼女には離れて暮らすスワンという息子がおり、彼は映画界の大物である父親から認知されていない、「秘密の子供」だった。ふたりは共に暮らし、一緒に映画を撮ろうとするが、ドラッグに溺れ、徐々に破滅へと……。フィリップ・ガレルがブレッソン映画の俳優ふたりを迎え、これまでにはなかった物語性を導入したことで転換点となる作品であると同時に、映画の始原の美しさを讃えた代表作。ジャン・ヴィゴ賞受賞作品。
「君の映画が、僕にとって特別かつ貴重であるのは、それが“経験”という理念の上に完全に構築されていて、ブラックホールのようであり、同時に唯一の現実であるからなんだ。」セルジュ・ダネーとフィリップ・ガレルの対話より
「『秘密の子供』の“シーン”は長い抱擁のようだ。ときにそれは味気なく(まるでアマチュア映画のように)、ときにそれは壮麗である(ガレルが若い時分、膝に乗せた美しいものすべてを忘れないでいることを想起させる)」セルジュ・ダネー、『映画=日誌』

 

【首都圏1都3県の緊急事態宣言解除への対応について】

首都圏1都3県での新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除を受け、アンスティチュ・フランセ東京のエスパス・イマージュでの映画上映は、21時までに終了いたします。プログラム、また座席制限などの措置は、新型コロナウイルスの感染拡大の状況によって変更が起こりえます。変更がある場合は、アンスティチュ・フランセ東京の公式ウェブサイトやSNSを通じてお知らせいたしますので、ご確認ください。なお、引き続き下記の通り感染予防対策を行っております。ご協力の程、お願い申し上げます。

 

  • ソーシャル・ディスタンスを守るため、チケットの販売枚数は定員の50%までといたします。ホール内では間隔を空けてのご着席にご協力いただけますようお願いいたします。 定員を100%に戻します。
  • 各上映の間には換気しております。
  • 館内ではマスクの着用をお願いしております。エントランスにて体温測定を実施し、風邪の症状や37.5度以上の熱のある方の入館をお断りすることといたします。 また、手指の消毒など感染防止策へのご協力をお願いいたします。

 

04
10
  • 2021-04-10 - 2021-04-10
  • 11:00
  • 開場:15分前
  • 1,000円 ※チケットは Peatixにて3月23日15時より発売いたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • 上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、お断りいたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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