(1991年/160分/カラー/デジタル/フランス語・日本語字幕)
監督:モーリス・ピアラ
出演:ジャック・デュトロン、 アレクサンドラ・ロンドン 、ベルナール・ル・コク

療養のため訪れたオーヴェルの村。医師ガシェの診察を受けたゴッホは、そこで娘のマルグリットと出会う。美術コレクターでもあるガシェと親しくなった彼は、マルグリットをモデルにした絵を描くために家に通うようになり、やがてふたりは親密さを増していく。ルノワールを思わせるおおらかで成熟した演出で、ひとりの男、アーティストの人生の片鱗を見事に描く壮大かつ親密な要素を兼ね備える傑作。「デュトロン演じるヴァン・ゴッホを「取り囲む」登場人物たちがあれほどすばらしく、私たちが彼らを驚くほど無償で愛してしまったのは、まさに映画の登場人物を定義する法則のひとつ、文字で書かれることのないその痕跡を彼らが備えているからだ。すなわち「それだけしかすることがないわけではない」人たち。ガシェ医師がいきなり冒頭から、スケジュールをやり繰りするのになにより悪戦苦闘しているところや、足を怪我してしまうまで、店をしっかりと切り盛りしているビストロの女主人を私は愛する。オーヴェルに頻繁に来ることがない(別の人生がある)テオも好きだし、「最後の一杯」をもらうため戸口にいつも立っている父と息子、素晴らしき酔っぱらいたちも大好きだ。」セルジュ・ダネー、『トラフィック』2号

 

【首都圏1都3県の緊急事態宣言解除への対応について】

首都圏1都3県での新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除を受け、アンスティチュ・フランセ東京のエスパス・イマージュでの映画上映は、21時までに終了いたします。プログラム、また座席制限などの措置は、新型コロナウイルスの感染拡大の状況によって変更が起こりえます。変更がある場合は、アンスティチュ・フランセ東京の公式ウェブサイトやSNSを通じてお知らせいたしますので、ご確認ください。なお、引き続き下記の通り感染予防対策を行っております。ご協力の程、お願い申し上げます。

 

  • ソーシャル・ディスタンスを守るため、チケットの販売枚数は定員の50%までといたします。ホール内では間隔を空けてのご着席にご協力いただけますようお願いいたします。 定員を100%に戻します。
  • 各上映の間には換気しております。
  • 館内ではマスクの着用をお願いしております。エントランスにて体温測定を実施し、風邪の症状や37.5度以上の熱のある方の入館をお断りすることといたします。 また、手指の消毒など感染防止策へのご協力をお願いいたします。

 

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  • 2021-04-11 - 2021-04-11
  • 17:00
  • 開場:15分前
  • 1,000円 ※チケットは Peatix にて3月23日15時より発売いたします。当日、窓口販売はございませんので、ご注意ください。
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
  • 上映開始10分後以降の入場は、他のお客さまへの迷惑となりますので、お断りいたします。
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    〒 162-8415
    15 新宿区市谷船河原町 東京都

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