Trustless Trust / Mk.God (c) Goh Uozumi

Trustless Trust / Mk.God (c) Goh Uozumi

メディアアートの新しいクリエーションのための国際賞
「Digital Choc – ZINC – Seconde Nature」 賞
受賞者:Goh Uozumi

 

このたび、メディアアートの新しいクリエーションのための国際賞である、「Digital Choc – ZINC – Seconde Nature」賞の受賞者が、Goh Uozumi氏に決定いたしました。
Goh Uozumi氏は、フランス・マルセイユにある文化施設「La Friche Belle de Mai」に、2015年10月より2ヶ月間滞在し、『Trustless Trust / Mk.God』の制作を行います。滞在中には、オープンスタジオや、専門家との交流の機会なども設けられます。

滞在中に制作された作品は、2015年11月20日~22日に同施設で開催されるフェスティバル「Made in Friche」にて展示・発表されます。

「例えば、1000年後の未来に、今の人類の記憶を読み出すアーカイブシステムがあったなら、それはどのようなものでしょうか。そのシステムは、映像を見たり文字を読んだりするものではなく、脳内に直接情報が流れ込むようなものでしょう。手を触れただけで全ての情報が身体に流れ込み、一瞬にして全てを経験できるようなものでしょう。そのようなシステムを、現代的なテクノロジーとイマジネーションを使って作ってみたい。(…)」
(Goh Uozumi)

 

Goh Uozumi
AtomとBitを横断し、コンピュテーションやネットワークなどの理論を統合した造形活動を行う。世界をインターフェイスの振るまいとして捉える、とい う発想をもとに、アルゴリズミックなインスタレーションやライヴパフォーマンス作品を発表し、ネットワーク時代における創造性の再考やリアリティの拡張を 試みている。コンピュータ・プログラムやデヴァイスの各自律的要素から、体験者までも非均質な主体と見なし、それらの関係性を作品とする。この姿勢から、 既存の身体や時空間、表現における歴史的文脈などを、依存対象ではなく環境情報として取り込む、柔軟なシステムを構築する。
主な展覧会に、「OBSERVER N」(2012年/個展/YCAM)、「F」(2010年/個展/ASK? P)などがある。

http://gohuozumi.com

 

審査員:
港千尋(写真家、美術評論家、多摩美術大学教授)
マテュー・ヴァブル(Seconde Nature アートディレクター)
「デジタル・ショック」委員会

 

主催
Institut français du Japon
Zinc, Arts et Cultures Numériques
Seconde Nature

助成
Fondation Franco-japonaise Sasakawa

協力
Diffusion Digital Art

 

 

06
15
07
14
  • 2015-06-15 - 2015-07-14

<< 第4回「デジタル・ショック」 - リアルのファクトリー