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photo : Sébastien Lebègue

 

日時:3月25日(金)~4月17日(日)
会場:アンスティチュ・フランセ東京 ギャラリー
入場無料

ニューカレドニアのカナック社会は、メラネシアでより広く知られているような、交換と対話の上に成立している慣習社会です。カナックの慣習や社会慣習は、その本質自体が説明を超えたものであり、人間と社会の根本に関わるものであるため、それについて語るのは容易なことではありません。しかし、セバスチャン・ルベーグのまなざしは、カナックの伝統的な暮らしの一部をきわめて正確に描き出しています。
本展では、領土や社会構造、氏族の結合といったものの概念のように広範なテーマに取り組み、2013年から2014年にわたって実施された密着取材を紹介いたします。そして、誕生・結婚・死というカナックの人生の三つの大きな節目に行われる慣習的な儀式の秘められた場面を明かします。
写真、アクリル絵の具で描いたスケッチやポートレート、テクストや図表を通して、カナックの土地の八つの慣習エリアを渡り歩く中で得た様々な出会いを証言します。セバスチャン・ルベーグは本展の中で、カナックの人々が彼自身に寛大さを持って与えてくれたもの-壊れやすく生命力に満ちた遺産-をそのまま私たちに伝えてくれるのです。

このたびアンスティチュ・フランセ東京で開催される展覧会は、2014年11月4日から2015年8月2日までヌメアのチバウ文化センターで開催されたセバスチャン・ルベーグの大ドキュメンタリー展『カナックの慣習』のハイライト展示です。

セバスチャン・ルベーグ Sébastien LebèguePortrait-SL 150px

Gamma-Rapho Photography Agency所属。Akamaru Photography ディレクター。『東京画』 – Forest Among Us メンバー。
2008年より東京を拠点に、写真家・イラストレーターとして活動する。テーマを日本及びアジア南太平洋とし、その文化圏で生きる人々の社会の特徴に着目したドキュメンタリーを制作する。本作品は2013年と2014年に亘って実施されたニューカレドニアのカナックの取材による。

www.sebastienlebegue.com

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  • 2016-03-25 - 2016-04-17
  • 03-5206-2500
  • アンスティチュ・フランセ東京 ギャラリー
    〒 162-0826
    新宿区市谷船河原町15 東京都

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