オンライン講演会:子ども・青少年のための
アートメディエーション入門

登壇者:サラ・マテラ(ミル・フォルム)、
マルタン・ブルギニャ(ポンピドゥ―・センター)

進行:杉浦幸子(武蔵野美術大学)

 

日時:1月26日(水)18時~20時(オンライン配信)

参加無料・ご予約:Peatix  https://peatix.com/event/3104396/view

使用言語:日本語、フランス語(同時通訳付き)

対象:アートメディエーションに関心のある文化関係者、
アーティスト、学生の方などどなたでもご参加いただけます。

主催:アンスティチュ・フランセ日本
協力:ポンピドゥー・センター、ミル・フォルム

 

アートメディエーションとは、アート作品や文化遺産と、多様な鑑賞者との距離を近づけ、作品との出会いを最高の形で提供することを目的とする活動です。伝達、翻訳、解釈、意見交換、共有など、様々な実践や取り組みのかたちがあり、フランスでは30年以上前から広く行われています。

本プロジェクトはそのなかでも、子ども・青少年のためのアートメディエーションに焦点をあてます。生まれてからの数年間が「文化の砂漠」とならないよう、幼児から思春期の子どもたちが容易に文化へアクセスできるようにするために、フランスではどのようなアートメディエーション活動が行われているのか、さらに、アートメディエーションにおける文化機関の役割や、社会、家庭、学校での教育における文化の位置づけについても考えます。

本プロジェクトは、ポンピドゥー・センターとのパートナーシップにもとづいて開催されます。
ポンピドゥー・センターは、子ども・青少年のためのアートメディエーションをそのアイデンティティのひとつとしており、2019年にはクレルモン・フェラン市と共同で、0歳から6歳までの子どもを対象とする初のアート・イニシエーション・センター「ミル・フォルム(mille formes)」を設立しました。ミル・フォルムの立ち上げやそこで行われている活動の経験や知識を共有し、日本とフランスの文化機関や文化関係者の皆様とさまざまな課題について考え、メディエーションの実践のノウハウを学び、家庭や学校で、子どもたちが現代のクリエーションへの認識を高めるための方法をともに考えることが本プロジェクトの目的です。

本プロジェクトは、2つのフェーズで開催されます。第一のフェーズとして、今回はポンピドゥー・センターならびにミル・フォルムの取り組みを紹介する講演会を開催します。登壇者には、ミル・フォルムのディレクター、サラ・マターラと、ポンピドゥー・センターのアートメディエーション部門からマルタン・ブルギニャを迎え、武蔵野美術大学教授の杉浦幸子による司会・進行で、フランスにおけるアートメディエーションの活動を紹介します。
第二のフェーズでは、実践編として、日本の文化関係者が子ども・青少年のためのアートメディエーションを学ぶワークショップを開催する予定です。



登壇者

 

サラ・マテラ Sarah Mattera

美術史と、文化プロジェクトの企画・マネージメントについて学んだ後、ロット・エ・ガロンヌ県のモンサンプロン・リボス城で現代アートの仕事に携わる。その後、パリのポンピドゥー・センターのアートメディエーション部門のプロジェクトマネージャーを経て、同部門の主任となる。幼児のためのアートの重要性を説き、現在、ポンピドゥー・センターと共同で創設されたクレルモン・フェランにある0歳から6歳までの子どものためのアート・イニシエーション・センター「ミル・フォルム」のディレクターを務める。子どもや青少年のためのアートに関する著書があり、多くのアーティストのカタログにも寄稿している。

 

 

マルタン・ブルギニャ Martin Bourguignat

パリのパンテオン・ソルボンヌ大学にて芸術・文化遺産の振興について学び、2009年よりポンピドゥー・センターに勤務。13歳から16歳までの子どものためのスペース「スタジオ13/16」の創設とそのプログラムに携わる。子どもや青少年向けの活動開発を担当した後、巡回展の主任として、ポンピドゥー・センターのオフサイト活動や同館による企画展の巡回業務を担当。2015年には、オフサイト活動とパートナーシップ部門の主任となる。文化芸術へのアクセスの拡大を目的とする地域的・国際的な活動を通じて、アートメディエーション部門のプロジェクトやノウハウの普及に貢献する。また、ポンピドゥー・センターのプロフェッショナル・スクールが行っているコンサルティングのミッションも担当している。

 

杉浦幸子(進行)

大学で美術史を学んだ後、競馬を運営する特殊法人に勤務。しかし、アートと社会をつなぎ生まれる可能性を学び直したいと考え、イギリス、ウェールズ大学院教育学部に留学、美術館教育学と出会う。帰国後、フリーランスのギャラリーエデュケイターとして、3-12歳の子どもたちを対象とした鑑賞ワークショップのデザイン・実施を開始。2001年に「横浜トリエンナーレ」の教育プログラムをデザイン、森美術館でパブリックプログラム部門を立ち上げる。2005年から美術大学に軸足を移し、アートを社会資源と捉え、多様な人々のために活かす教育活動、プロジェクト、コンサルタントを行なっている。2014年から国内各所の美術館と連携した0歳児によるアート鑑賞研究、2017年から保育園を美術館に変換するプロジェクトを行っている。

 


協力機関

 

ポンピドゥー・センター国立近代美術館 教育普及・パブリック局

ポンピドゥ―・センターの教育普及・パブリック局、アートメディエーション部門は、同センターが実施する文化プロジェクトを、定期的にあるいは特別なイベントの一環として、さまざまなメディエーション活動を通じてサポートすることをミッションとしています。さらに、ポンピドゥー・センター内や外部の施設において、子ども・青少年向けの芸術・教育プログラムを企画・実施しています。ポンピドゥー・センターでは、文化コーディネートに関するさまざまな課題について、専門知識やノウハウを提供するコンサルタント業務を展開しています。これらのミッションは、文化施設の創設、芸術・文化教育プログラムのデザイン、あるいは特定のプロジェクトにおける専門家や事業者の支援に関するものです。

https://www.centrepompidou.fr/fr/
https://www.youtube.com/watch?v=DRx9jjQEmcg

 

ミル・フォルム

ミル・フォルム(mille formes)は、クレルモン・フェラン市がポンピドゥー・センターとのパートナーシップに基づき2019年に開館した、0歳から6歳までの子どもを対象とする初のアート・イニシエーション・センターです。子どもやその親や家族のために特別にデザインされたアートプログラムを通じて、小さな子どもたちが、夢を見たり、創造したり、アクティビティを行ったりと、創造性のあらゆる分野を探求する機会を提供しています。ミル・フォルムは、アートと幼児期に関連するさまざまな課題のリソースや研究のためのスペースでもあり、専門家だけでなく親たちもこれらのテーマについて交流することができます。

https://clermont-ferrand.fr/mille-formes

 

 

©ville de Clermont-Ferrand

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  • 2022-01-26 - 2022-01-26
  • 18:00 - 20:00
  • 03-5206-2500(アンスティチュ・フランセ東京)