この講演会では、ジャック・フェランデズの作品を皮切りに、カミュと、彼の作品から強いインスピレーションを受けたゲストそれぞれの思考と世界へと誘われていきます。

 

出演

ジャック・フェランデズ

1955年、アルジェリアのアルジェ生れ。ニース装飾美術学校を卒業後、イラストレーションとコミックスに転向。アルジェリアの植民地時代を描いた『オリエント画帖』やマルセル・パニョルの作品を基に描かれたプロヴァンスの世界、そしてアルベール・カミュの数々の作品など、日本の読者を魅了し続けるフランス文学の代表作をバンドデシネ化するスペシャリストとしての地位を確立しています。カミュは、小説『ペスト』を筆頭に2020年日本で最も売れた作家の人で、同作品は最近になって車戸亮太氏よりマンガ化されています。

 

 

 

中村文則

      

1977年生まれ。2002年『銃』で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞05年『土の中の子供』で芥川賞10年『掏摸<スリ>』で大江健三郎賞を受賞。同作の英訳が、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルで2012年の年間ベスト10小説に選ばれる。14年、アメリカでDavid L. Goodis賞を受賞。16年『私の消滅』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。20年、中日文化賞を受賞。最新刊に『カード師』。

 

 

三野博司

三野博司(みのひろし)は、京都大学卒業。クレルモン=フェラン大学博士課程修了。奈良女子大学名誉教授。国際カミュ学会副会長および日本カミュ研究会代表。著書に、 Le Silence dans l’œuvre d’Albert Camus (Paris, Corti)がある。日本語の著書には、『カミュを読む――評伝と全作品』『カミュ「異邦人」を読む』など、また主な訳書にカミュ『ペスト』がある。

 

 

 

 

 

司会

青柳悦子

筑波大学人文社会系教授。博士(文学)。専攻、フランス系文学理論、小説言語論、フランス語表現北アフリカ文学。主な著書に、『現代文学理論』(1996年、新曜社)、『デリダで読む『千夜一夜』』(2009年、新曜社)など。主な訳書に、ムルド・フェラウーン『貧者の息子』(2016年、水声社)、ブアレム・サンサール『ドイツ人の村』(2020年、水声社)など。ほかにアルベール・カミュの作品を原作とする仏マンガの翻訳として、ジャック・フェランデズ『バンド・デシネ 異邦人』(2018年、彩流社)、同『バンド・デシネ 客』『バンド・デシネ 最初の人間』(共に2019年、彩流社)がある。

 

 

 

 

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オンライン配信

料金 無料
事前申込不要

日程 2021年11月23日 19:00-20:30

 

オンラインでライブを聴講

言語:日本語-フランス語(同時通訳)

 

日本語でのご視聴は、アンスティチュ・フランセ日本の下記のユーチューブのページにて。

対談と同時にユーチューブ中継がはじまります。

https://www.youtube.com/user/instituttokyo/featured

 

フランス語でのご視聴はアンスティチュ・フランセ東京の下記のフェイスブックページURLにて。

対談と同時にフェイスブック中継が始まります。

https://www.facebook.com/IFJTokyo

 

※アンスティチュ・フランセあるいはアリアンス・フランセーズによるイベントのライブ配信の有無については、両機関のサイトをご参照下さい。

 

お問い合わせ dg.livre.contact@institutfrancais.jp

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主催

 

 

助成

 

 

協力・パートナー

          

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  • 2021-11-23 - 2021-11-23
  • 19:00 - 20:30

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