harry gruyaert 500px

(c) Harry Gruyaert / Magnum Photos

ル・ラボ vol.11
登壇者:ハリー・グリエール(写真家)
司会:タカザワケンジ

 

二十歳のときに祖国ベルギーを出て、以降写真を通して知識や官能性についての探究を続けるハリー・グリエール氏を迎え、旅や色彩をテーマにお話を伺います。
司会は写真評論家、ライターのタカザワケンジ氏が務めます。

日時:2016年3月24日(木)19時
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
入場料:一般500円、学生・会員無料
※開演1時間前よりチケットおよび整理券を配布いたします。
同時通訳付

共催:マグナム・フォト東京支社

 

ハリー・グリエール Harry GruyaertPORTRAIT GRH - 300px

1941年ベルギー生まれ。14歳の時、父親からカメラをもらい暗室作業も教わった。1960年より3年間ブリュッセルの映画学校で学び、卒業後パリでフリーの写真家として活動を始める。
1965年に初めてモロッコを訪れ、アフリカの大地、光と影が織りなす風景や人々の生活に強い印象を受け、以来頻繁に訪れる。1990年に写真集「Morocco」を発表。
1970年から72年までロンドンを拠点に活動。その時TVスリーンを撮影するアイデアを得、ミュンヘンオリンピックやイギリスの肖像を撮影。
1973年から80年にかけて、故郷ベルギーのフォトエッセイに取り組む。
1972年より再びパリに戻り、ロシア、中東、米国など各地を取材。1976年にはコダック・クリティック・フォトグラフィー賞を受賞。
1981年よりマグナムに参加し、1986年より正会員。同年パリの美術館パレ・ド・トウキョウで写真展を開催。カラー写真を得意とし、グラフィックな色彩と卓越した造形美で多くの人々を魅了している。
主な写真集に「Moscow1989-2009」(2010年)、「Rivages」(2003年)、「Made in Belgium」(2000年)、「Morocco」(1990年)。

 

 

タカザワケンジ(司会)takazawa kenji_201511_px200

1968年前橋市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。写真評論、写真家インタビューを雑誌に寄稿。『Study of PHOTO 名作が生まれるとき』(ビー・エヌ・エヌ新社)日本語版監修。渡辺兼人写真集『既視の街』(東京綜合写真専門学校+AG GALLERY)の編集と解説ほか、写真集制作にも携わる。写真についてのリサーチの一環として写真展、ZINE制作も行う。写真展に「CARDBOARD CITY」(The White、2014)ほか。東京造形大学非常勤講師。

 

 


「ル・ラボ」とは?
アンスティチュ・フランセ東京は2015年春よりスタートした対談シリーズ。
日本とフランスのアーティストや思想家、批評家等を迎え、日本とフランスにおける現代の課題について考察し、創造的交流の創出を目指す試みです。ビジュアルアート、舞台芸術、映画や批評等、学際的な幅広いジャンルにおける現代のクリエーションについて議論し、新たな複数の視点を提案します。
また「ル・ラボ」に登壇するフランス人アーティストや思想家たちの、日本との出会いの足跡をアーカイブとして残していきます。

03
24
  • 2016-03-24 - 2016-03-24
  • 19:00 - 21:00
  • 03-5206-2500(アンスティチュ・フランセ東京)
  • アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
    新宿区市谷船河原町15 東京都

<< フランコフォニーのお祭り2016