ジュリア・スピアーズ&フェルディナン・デルヴュー
『記憶の彼方から(Recall)』

 

会期 : 2月21日(木)~3月3日(日)
会場 : アンスティチュ・フランセ東京
入場無料

『記憶の彼方から(Recall)』はバーチャル・リアリティ(VR)による物語風のゲームです。九人の家族が登場し、プレイヤーはその登場人物となって、それぞれの物語や、家族を結びつける絆を思い出させる手助けをします。

登場人物の世界はすべて、様々な技法(版画、フェルトペン、グアッシュ、水彩、鉛筆等)をつかった手描きで表現され、そこに多様なアイデンティティーと世界観が浮かび上がります。『記憶の彼方から(Recall)』はグラフックとしても物語としても、実験の場なのです。

ジュリア・スピアーズ
幼少期から絵と切り絵に親しみ、デュペレ応用美術学校と国立高等装飾美術学校で学び、2013年に学位を取得。プリント画の課程において版画、挿絵、レイアウト、シルクスクリーン、加工、デザイン、タイポグラフィーを学ぶ。書籍とアニメブックにまたがる広大なプロジェクトを続けながら、Volumiques出版から多数のゲーム書籍を出版しています。
現在はフリーランスのイラストレーター、グラフィックデザイナーとして活動。ゲーム、ポップアップ、物語の結びつき、デジタル等をつかったハイブリッドな出版物を制作しています。


フェルディナン・デルヴュー
新しいテクノロジーに惹かれ、自身の制作においても常に新しさを追求。2013年にマイア・アボヴィルと共にParallèles出版を設立。紙とデジタルとを合わせた一連のハイブリッド・プジェクトを発表しています。
2015年にOculusがVRの国際的コンクールを開催した際、デルヴューはこの新しい実験的メディアに挑戦しようと決意し3つのプロジェクトを制作しました。『DRIFT』(アビ・バティとの共同制作)、『Along the trail』(アビ・バティ、ルイ・エヴェイヤールとの共同制作)、『Panopticon』(ルイ・エヴェイヤール、ジュリア・スピールズとの共同制作)の3作はいずれも高い評価を得ることとなり、FacebookやGoogle等の企業からも支援が約束され、Panoptic LabとSharpSenseの共同設立に至りました。フェルディナンは現在フルタイムでVRゲームの実験的クリエーションを行い、様々なコラボレーションを重ねながら、『Recall VR』のようにユニークでハイブリッド、かつ実験的な作品群を制作しています。

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