「日仏デザイントークシリーズ」vol.1 : Beyond Design
(Designart Tokyo 2020 &アカデミーヒルズ 共同企画)

配信日:10月23日19時30分
使用言語:日本語(フランス語の発言は日本語通訳付き)

アンスティチュ・フランセ日本Youtubeチャンネルにてアーカイブ配信中
https://www.youtube.com/watch?v=_UlK8GgxGTQ

 

現代のデザインについて考える「日仏デザイントークシリーズ」第一回目は、Designart Tokyo およびアカデミーヒルズとのコラボレーション企画です。今日デザインにどのような変化が起きているのか、デザインは知と創造の他領域とどのような対話をしているかについて、フランスと日本の視点から議論します。

いま私たちが直面している危機は、私たちが自らの習慣を再考し、周りの世界との関係を正面から問い直すきっかけとなりました。デザインとはまさに、物だけではなく、サービスや建物、生活の場である都市など、私たちを取り巻くすべてのものと私たちとが相互に影響を与え合うことを可能にするアートです。私たちが環境と関わる時、デザインは必ずその間に入り、工芸やテクノロジー、建築さらに都市計画といった分野とも深く結びついています。デザインは現代のあらゆる課題と関わり、その解決に挑んでいるのです。

現代の課題と、急激に変化する今日のデザインについて、コンスタンス・ルビーニとロナン・ブルレック、藤本壮介が、分野を超えて議論します。

 

 

 

コンスタンス・ルビーニ

ボルドー装飾芸術とデザイン美術館館長。フランスとイギリスのアートマーケットでのキャリアを経て、1999年パリ装飾美術館に入職。2005年から2010年にはデザイン都市サン・テティエンヌの文化施設「シテ・デュ・デザイン」が発行する「Azimuts」誌の編集長を務めた。2013年より現職。キュレーションを担当した展覧会に『Oh couleurs ! Le design au prisme de la couleur』(2017年)、『Construction – Martin Szekely』(2018年)、『Memphis – Plastic Field』(2019年)がある。若手デザイナーを紹介した展覧会も多い。ローザンヌ州立美術学校、パリ装飾芸術学校にて教鞭をとる。パリ政治学院のブルーノ・ラトゥール主宰「カルトグラフィー・プログラム」にて講師を務める。

 

 

ロナン・ブルレック

ロナン・ブルレック(1971 年生まれ)は、フランス・カンペール出身のクリエーター。1999 年より、弟エルワンと共同でデザイン活動を開始。ジュエリーのような小物から公共空間デザイン、建築、工芸 品から工業製品、デッサンからビデオ、写真に至るまで幅広い分野のデザインを手がけ、ブルレック兄弟のデザインは私たちの日常に浸透しつつある。 国際的な大手企業とのコラボレーションから、ヨーロッパや日本の伝統工芸職人とのコラボレーションまで、彼らの活動は多岐にわたる。世界の有名な美術館との様々な共同リサーチプロジェクトや、パリ のシャンゼリゼ通りのフォンテーヌをはじめとする都市デザインプロジェクトも、世界各国で行っている。

 

 

藤本壮介

1971年北海道生まれ。 東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(ラルブル・ブラン)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。2019年には津田塾大学小平キャンパスマスタープラン策定業務のマスターアーキテクトに選定される。2020年、2025 日本国際博覧会の協会事務局会場デザインプロデューサーに就任。 主な作品に、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013 (2013年)、House NA (2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館 (2010年)、House N (2008年) 等がある。

 

永田宙郷

タイムレス 代表 プランニングディレクター
京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別研究員

1978年福岡県出身。金沢美術工芸大学芸術学専攻卒。伝統工芸とデザインの研究を行い、2001年第6回イスタンブールビエナーレ招聘作家として仏・エルメス社と協業した日本刀を発表。その後、金沢21世紀美術館、デザインコンサルティング会社を経て現職。主に地域産業と伝統工芸のプロデュースを行う。2016年に開催されたG7伊勢志摩サミットではデザインコンダクターを務め、2019年にはMarc NewsonとWOWと共に行った日本刀プロジェクトをNYのガゴシアンギャラリーで発表。
各地のものづくりを紹介する『ててて協働組合』代表、伝統産業の衰退の研究を発端に実際に職人を抱え『金継ぎ工房リウム』代表も務める。

 

主催:DESIGNART TOKYO実行委員会、アカデミーヒルズ
助成:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、アンスティチュ・フランセ パリ本部

特別協力:マリー=アンジュ・ブレ ール、榎本アコ
協力:DESIGNART TOKYO実行委員会、アカデミーヒルズ、フランス国立近代美術館産業創造センター/ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター、ボルドー市立装飾&デザイン美術館、ENSADパリ国立高等装飾美術学校

 

 

DESIGNART TOKYOacademyhills
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23
  • 2020-10-23 - 2020-10-23
  • 19:30 - 21:00

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