インターネット上に情報が溢れ、デジタルが様々な仕事において人間にとって替わろうとする中、若者と未来世代の教育がとても重要になっています。イノベーションがかつてない程に求められています。 イノベーションを起こすには、既存の枠組みを超えて考える必要があります。その意味で批判精神は、非常に有益な手立てとなり得るのです。

けれども批判精神は学習できるものなのでしょうか?批判精神とは正確にはどのようなものなのでしょうか?それは自由になるための欠かせない条件なのでしょうか。これらの問題を今回のオンライン日仏対話で考えます。マリオンと対話するのは哲学者の梶谷真司氏(東京大学)で、司会は古野香織氏 (日本シティズンシップ教育フォーラム副代表)が務めます。

今回の対話はこれらの問題について日仏の視点を交差し、私達の生活における批判精神の具体的な役割について考え、日常における哲学の重要性を考える機会となるでしょう。 皆さんも議論に参加ご頂けます : イベント後半で、パネリストが皆さんからの質問にお答えします (17h-17h30).

開催 : アンスティチュ・フランセ日本のオンラインでライブ配信 Youtube Twitter / ライブ配信中、次のリンクに質問をお寄せ下さい:https://app.sli.do/event/0jz5iyq1/live/questions
日時 : 2020年6月27日(土)16時~17時30分
言語 : 日本語(フランス人の発言は、日仏同時通訳付き)
共催 : 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、Asahi Dialog 編集部
お問い合わせ: dg.debat.contact@institutfrancais.jp

マリオン・ジュネーブル(パネリスト)
哲学セミナーを企画開催するThaéの共同設立者。パリのパンテオン・ソルボンヌ大学で哲学修士号取得。現象学と環境倫理を研究する。2013年より プロフェッショナルが直面する様々な問題を共に考えるための ワークショップ、フォーラム、セミナーを主宰している。著書に「一月に一つの言葉」(未邦訳)がある。

梶谷真司氏 (パネリスト)
東京大学教授。専門は哲学・医療史・比較文化。著書は『シュミッツ現象学の根本問題』、『考えるとはどういうことか』等。近年は哲学対話を通して学校や企業、農村で「共に考える場」を作る活動を行っている。

古野香織氏 (パネリスト兼司会)
東京学芸大学大学院教育学研究科 修士課程在籍。朝日新聞DIALOG,株式会社POTETO Mediaなどで教育関連事業に携わる。 日本シティズンシップ教育フォーラム副代表。専門は主権者教育,シティズンシップ教育など。

哲学好きの皆さま、本イベントの翌日(6月28日)の植物の生命をめぐるオンラインイベントもどうぞお見逃しなく。
詳細はこちらから:「哲学の夕べ」 オンライン・エディション:植物の生

朝日新聞ASAHI DIALOG
06
27
  • 2020-06-27 - 2020-06-27
  • 16:00 - 17:30