オンライン対談
DESIGNART TOKYO CREATIVE CONFERENCE BRIDGE 2021
Session 1|パリ・オリンピックにつなぐ、アフターコロナの建築と都市

登壇者:隈 研吾(建築家)、ドミニク・ペロー(建築家/都市計画家)
ファシリテーター:山名善之(建築家/美術史家/東京理科大学理工学部建築学科教授)

 

DESIGNART CREATIVE CONFERENCE BRIDGE 2021
Session 1|パリ・オリンピックにつなぐ、アフターコロナの建築と都市
奇しくも「TOKYO 2020」の直前に起きた新型コロナウイルスによるパンデミック。例に漏れず、建築業界においてもそのあり方を一変させました。国立競技場の設計に携わった建築家の隈研吾氏と、2024年のパリ・オリンピックを目指した新しい都市のデザインを建築家として統括するドミニク・ペロー氏をお招きし、公共建築が都市や市民生活にもたらす成果や、アフターコロナの建築・都市のビジョンについて伺います。

開催日時:
日本時間帯|2021年10月25日(月)18:30〜20:00(JST)
ヨーロッパ時間帯|2021年10月28日(木)21:00〜22:30(フランス時間)

言語:日本語/フランス語(同時通訳)
共催:DESIGNART TOKYO実行委員会

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© J.C. Carbonne

隈研吾

1954年、神奈川県生まれ。今日の最も重要な建築家の一人。東京大学大学院建築学専攻修了後、ニューヨーク・コロンビア大学客員研究員を経て(1985年~1986年)、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。国内外で多数のプロジェクトが進行中。
フランスでの実績としては、ガラス作家のエマニュエル・バロワとのコラボレーションによるマルセイユのFRACや、2013年のブザンソン芸術文化センターなどがある。現在は、2024年竣工予定のサンドニ・プレイエル駅の設計に取り組む。日本では、2004年のLVMH本社(大阪)のようなオフィスの設計から、2005年の長崎県美術館、2009年の根津美術館などの美術館の設計、そして近年では国立競技場の設計に携わるなど、幅広いプロジェクトを手がける。主な著書に『点・線・面』(岩波書店)、『ひとの住処』(新潮新書)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。2009年、フランスの芸術文化勲章オフィシエを受章。https://kkaa.co.jp/

 

 

 

 

©Enrique Pardo

ドミニク・ペロー

建築家、都市計画家。1989年にフランス国立図書館(BNF)の設計を委託される。同館は20世紀の建築史を代表する建築のひとつとなった。国際的評価も高く、ベルリンのオリンピック自転車競技場・オリンピック・プール、ソウルの梨花女子大学、ルクセンブルグの欧州連合司法裁判所の増築、マドリッドのオリンピックテニスセンター、そして近年ではパリのロンシャン競馬場など、数多くの革新的で大規模なプロジェクトを手掛ける。建築は都市計画と密接に結びついた分野であるという考えのもと、パリのシテ島の都市再生計画に取り組み、現在は2024年パリオリンピックの選手村の開発も行っている。スイス連邦工科大学ローザンヌ校名誉教授。アカデミー・デ・ボザール会員。

http://www.perraultarchitecture.com/en/homepage/

 

 


山名善之

建築家/美術史家/東京理科大学理工学部建築学科教授。
1966年東京都文京区生まれ。1990年東京理科大学卒業。香山アトリエ/環境造形研究所、パリ・ベルヴィル建築学校DPLG課程(フランス政府給費留学生)、パリ大学パンテオン・ソルボンヌ校博士課程。アンリ・シリアニ・アトリエ(パリ・文化庁在外派遣芸術家研修員)、ナント建築大学契約講師等を経て、2002年より東京理科大学勤務。現在、同大学理工学部建築学科教授、フランス政府公認建築家DPLG、博士(美術史)。2018年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章。

 

CONFERENCE BRIDGE 2021 PROGRAM
https://designart.jp/designarttokyo2021/conference/

テーマ「Co-循環」
COIVD-19によるパンデミックは、人と人、地域と地域、国と国の交流を制限し、ある種の「分断」を生み出しました。しかし同時に、既成概念の変革を迫られたからこそ本質に立ち返り、新しいクリエイティブを求められる、かつてないチャンスと捉えています。
コロナ禍で味わった孤独や、経済活動が停止したことで起きた環境汚染の緩和は、私たちがいかに社会性をもった生命体で、大小さまざまなサイクルの中で生かされ、影響し合っているかということを改めて教えてくれました。
「DESIGNART TOKYO」もさまざまなセクターで、国内外のクリエイターと企業や場所をつなぎ、デザイン、アート、ビジネス、社会との積極的で相互的な新たなサイクルを生み出してきました。
グレートリセットがかかり、自分たちのネイバーフッドや社会、地球との自発的な関わりが重要だと気づいた今こそ、「Co-循環」を巻き起こすかつてないチャンスと言えます。
今回のカンファレンスでは、アートやデザインで社会や環境をブーストさせている方々をお呼びし、「Co-循環」の環(わ)を拡げ、未来へのアクションにつなげていくための入り口にしたいと考えています。

主催:DESIGNART TOKYO実行委員会
協力:ZAIKO株式会社

 

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