『偉大なるメリエス』
(フランス/1952年/31分/16ミリ/モノクロ/無字幕・作品解説配布)
監督:ジョルジュ・フランジュ
出演:アンドレ・メリエス、ウジェニー・メリエス
幾つかの寸劇で構成された本作は、ジョルジュ・フランジュによる「映画の魔術師」ジョルジュ・メリエスへのオマージュ。メリエスの実の息子、アンドレ・メリエスが父の役を演じ、メリエスの長年の愛人で、晩年に妻となった女優のジョアンヌ・ダルシーが自らの役を演じている。
『パリ廃兵院』
(フランス/1951年/22分/35ミリ/モノクロ/英語字幕付)
監督:ジョルジュ・フランジュ
ナレーション:ミシェル・シモン
音楽:モーリス・ジャール
パリの廃兵院の中の軍事博物館についてのジョルジュ・フランジュによる詩的かつアイロニー溢れるドキュメンタリー。ナレーションは名優ミシェル・シモン。本作で初めて映画音楽を手がけたモーリス・ジャールは、フランジュの代表作『顔のない眼』にも参加。後にハリウッドでも多くの業績を残した。
『恋ざんげ』
(フランス/1953年/44分/モノクロ/35mm/無字幕・作品解説配布)
監督:アレクサンドル・アストリュック
出演:アヌク・エーメ、ジャン=クロード・パスカル、イヴ・フュレ、ジム・ジェラルド
青年将校が田舎の駐屯地で、老夫婦の住む屋敷に滞在する。美しい一人娘アルベルティーヌは青年に対してまったくの無関心を装いながらも、秘かに彼の手や足に触れてくる。彼女の謎に満ちた振る舞いに激しい欲望を感じた青年は彼女を愛するようになり、ふたりは夜ごと密会を重ねる。しかしある晩、娘は何の前触れもなく青年の腕の中で息を引き取ってしまう……。“カメラ=万年筆“論で有名なアストリュックの処女作で、台詞はいっさい廃され、ナレーションだけで展開する。ヌーヴェルヴァーグの先駆的作品とされる。音楽はジャン・ルノワールやマルセル・カルネらの作品でも有名な20世紀半ばのフランス映画音楽の大家ジョセフ・コスマ。
- 2016-10-08 - 2016-10-08
- 17:30
- 開場:20分前
- 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
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