チューブ博士の狂気
(フランス/1915年/14分/35mm/モノクロ/サイレント・日本語字幕付)
監督:アベル・ガンス
出演:アルベール・デュドネ
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
マッド・サイエンティスト、チューブ博士が偶然発明した薬を飲むと、幻覚が見え始め、世界が歪み始める。想像力豊かで、遊び心のあるアベル・ガンスのB級幻想映画。
「歪曲した鏡を使って、観客が喜んでくれるだろうと想像できるすべてのことを技術的に試してみたのだが、出来上がった作品を会社の社長や人々に見せたところ、『こいつは狂っている、一銭も渡しちゃいかん、破産させられるからな』と言われてしまった。」(アベル・ガンス)
「のちに前衛映画と呼ばれることになるジャンルの世界で最初の作品。」(アンリ・ラングロワ)
アッシャー家の末裔
(フランス/1928年/57分/モノクロ/35mm/サイレント・日本語字幕付)
監督:ジャン・エプシュテイン
出演:マルグリート・ガンス、ジャン・ドビュクール、シャルル・ラミー
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
ある老紳士が馬車で妖気漂う沼地を抜け、友人であるロデリック・アッシャー邸を目指す。ロデリックは取り憑かれたように美しい妻マデリーンの肖像を描き続けている。画が生気を帯びるほど妻は衰弱していく。そして絵の完成とともに妻はこの世のものではなくなっていた……。エドガー・アラン・ポーによる複数の小説を下敷きに、スローモーションや多重露光、移動撮影など「フォトジェニック」な技法を駆使して映画の詩的表現を極めたジャン・エプシュテインの代表作。若きルイス・ブニュエルも助監督で参加している。
- 2016-10-09 - 2016-10-09
- 15:30
- 開場:20分前
- 一般:1200円 学生:800円 会員:500円
- アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)
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アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
〒 162-8415
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