東京フィルメックスでの『HHH: 侯孝賢』特別上映、そして『冬時間のパリ』日本公開を機に来日するオリヴィエ・アサイヤスを迎え、その後の作風、方向性を決定づけることになった90年代から2000年初頭の重要な作品『イルマ・ヴェップ』、『8月の終わり、9月の初め』、『デーモンラヴァー』をデジタル・リマスター版で日本初上映するほか、日本未公開ながら映画ファンの間でカルト的な人気の2本の作品『冷たい水』、『感傷的な運命』を35ミリで上映します。フランス映画の枠を果敢に超え、現代映画の可能性を探究してきたアサイヤスの作品を監督本人とともに辿ります。

 

「僕はつねに世界が提示する多種多様な逃走線に導かれてきた。僕の映画とはひとつの暗室であり、作品ごとにその暗室を移動させ、視点を変えながら、世界を見続けると同時に、その多様な側面において理解しようとしてきた。ひとりの映画作家が作品を作り続けていくこととは、ひとつの旅を続けるようなものであり、それは自分自身の発見と同時に、世界の発見でもあるだろう。だからこそ僕は自分の指標を失うような未知なる領域に進んで行くのをいつも好んできたし、そした指標を失った時にのみ、「他者性」とよばれるものに結びつくことができたと感じられるんだ。」(オリヴィエ・アサイヤス)

 

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上映作品

  • 冷たい水(1994年)
  • イルマ・ヴェップ(1996年)
  • 8月の終わり、9月の初め(1998年)
  • 感傷的な運命(2000年)
  • デーモンラヴァー(2001年)
  • アクトレス 〜女たちの舞台〜(2014年)
  • 冬時間のパリ(2018年)先行特別上映会

 

 

 

 

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  • 2019-11-30 - 2019-12-08
  • 一般:1200円 学生:800円 会員:500円 前売券はPeatixにて11月20日15時より発売予定。予定枚数完売の場合は当日チケットの販売はない場合がございますので、ご注意ください。
  • アンスティチュ・フランセ東京(03-5206-2500)


オリヴィエ・アサイヤス特集2019 ー世界のしめす逃走線とともに

2019-11-30 『感傷的な運命』
2019-11-30 『冷たい水』
2019-11-30 『8月の終わり、9月の初め』※上映後、オリヴィエ・アサイヤスによるティーチ・インあり。
2019-12-02 先行特別上映『冬時間のパリ』+ オリヴィエ・アサイヤスと樋口泰人の対談あり
2019-12-04 『イルマ・ヴェップ』
2019-12-05 『デーモンラヴァー』
2019-12-06 『イルマ・ヴェップ』
2019-12-06 『8月の終わり、9月の初め』
2019-12-08 『8月の終わり、9月の初め』
2019-12-08 『アクトレス〜女たちの舞台〜』
2019-12-08 『デーモンラヴァー』