今夏、1995年に恐ろしい地下鉄サリン事件に関与し有罪となった13名の死刑が執行されました。
フランスもテロによる攻撃の標的とされたことがあり、このような憎むべき行為を前に、日本の方々と苦しみを共にし、連帯を表明します。
フランスは、然しながらEU加盟国として、死刑反対の立場に立ち、その廃止を世界中に呼び掛けています。
国際社会では、死刑廃止に向けた強い動きがあり、2017年には、死刑を執行した国は中国、サウジアラビア、北朝鮮、アメリカ合衆国、日本を含む僅か23カ国となっています。
死刑はその不可逆性から、取り返しのつかない刑罰を果す可能性があります:無実の罪による死刑の執行です。
台湾の元死刑囚である徐自強氏の証言を通して、アンスティチュ・フランセ日本が開催する今回の討論会では、死刑にともなう誤審という問題に光を照てようとしています。
いかなる法制度も誤謬を免れないからです。
これまでもフランスと日本は、相互に尊重し合いつつ多くのテーマについて意見交換を行ってきました。
議論がなされることで、日本社会における死刑についての考察が深まる機会となることを願っております。
パネリスト:
- 徐自強(冤罪被害者)
- 金聖雄(映画監督)
- 田鎖麻衣子(弁護士、監獄人権センター事務局長)
開会の挨拶:
- ローラン・ピック駐日フランス大使
閉会の挨拶:
- 小川原優之(日本弁護士連合会死刑廃止検討委員会事務局長)
日中逐次通訳:鈴木賢明治大学法学部教授・北海道大学名誉教授
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- 2018-10-30 - 2018-10-30
- 18:30 - 20:30
- 18:00 開場
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- 日本語⇔フランス語同時通訳/日本語⇔中国語逐語通訳
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