© 2018, Quentin Zuttion, Payot & Rivages

 

 

台風の影響により、10月12日土曜日に予定されておりましたこの討論会は10月15日火曜日に延期することとなりました。会場・開催時間も以下の通り変更となりますのでご注意ください。

開催日:2019年10月15日(火)

開催時間:18時~20時(開場17時30分)

会場:在日フランス大使館(東京都港区南麻布4丁目11-44)

大使館セキュリティ上の都合により、既にご予約いただいている方のみご入場いただけます。ご予約いただいているお名前のご本人様確認のための身分証明書が必要となりますのでお忘れなきようお持ちください。お問合わせは下記メールまでお願いします。

yuki.nishiguchi@institutfrancais.jp

何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします

 

フランスのバンド・デシネ「ナタンと呼んで」が花伝社より翻訳出版されたのを機に、アンスティチュ・フランセ日本は、中高生のジェンダー問題について皆さまとご一緒に考えたいと思います。本書のシナリオライターのカトリーヌ・カストロ、LGBTの若者を支援するMAG協会代表のオマール・ディディが、認定NPO法人RIBIT代表の薬師実芳、東京大学教授の安冨歩、小学校教諭の鈴木茂義と意見を交わします。討論会では特に、本著のヒロイン、女の子として生まれ高校時代に男性へと性転換をしたナタンの物語を取り上げます。討論会では、全ての生徒、特にLGBTの若者の平等、人と違っていても良い権利について考えます。ジェンダーの型にはまった捉え方や差別は、無意識に形成されやすく、カミングアウトをしたいと願う若者とその家族、教師にどう寄り添うか、より包摂的な社会環境を創る道を探ります。司会は、LGBTの人々の権利の問題の専門家でもある明治大学教授の鈴木賢が務めます。

バンド・デシネ「ナタンと呼んで」の原作は、フランスで大変な話題作となりました。討論会終了後にカトリーヌ・カストロのサイン会があります。

パネリスト

薬師実芳 特定非営利活動法人ReBit創設者・代表理事

大学在学時にReBitを設立。行政/学校/企業等でLGBTに関する研修や、キャリアカウンセラーとしてLGBTの就労支援を行う。2016年、世界経済フォーラム(ダボス会議)が選ぶ世界の若手リーダー、グローバル・シェーパーズ・コミュニティ選出。早稲田大学教育学研究科卒。共著に「LGBTってなんだろう?」「ふつうってなんだ?」「トランスジェンダーと職場環境ハンドブック」などがある。

カトリ-ヌ・カストロ バンド・デシネシナリオライタ-『ナタンと呼んで:少女の身体で生まれた少年』

フランスの女性誌『マリ・クレール』の記者である、カトリ-ヌ・カストロは、とりわけカップルについての風刺記事で有名で、そしてバンド・デシネ『ナタンと呼んで:少女の身体で生まれた少年』(フランス Payot graphic社・カンタン・ズゥティオン作画)のシナリオライターである。本書の翻訳版はスペイン、ドイツで出版されており、本年日本でも花伝社より出版された。同著にて2019年フランス「エガリテ・ジュネス」賞を受賞。

安冨歩 東京大学教授

大阪府生まれ。京都大学経済学部を卒業後、住友銀行に2年間勤務。1997年、京大大学院経済学研究科から博士号(経済学)を取得した。2000年、東京大学大学院総合文化研究科助教授を経て09年に同大東洋文化研究所教授。2014年から女性装を始める。著書に「生きる技法」「ありのままの私」、「マイケル・ジャクソンの思想」など。

オマール・ディディ LGBTの若者を支援するMAG協会代表

インクルージョンのための運動という使命を最大限に成し遂げるために、オマール氏は、とりわけ始めてとなる複数の地方支部を創立し、運動を発展させるために尽力した。社会的そして経済的に不安定な状況にあるLDBTの若者やLGBT亡命希望である若者の受け入れのための活動、そしてLGBTの若者のIST/VIH予防についての計画を強化。世界中のインクルージョン教育、LGBT+の若者の健康管理へのアクセスのためにユネスコと密に連携している。2019年には、EU基本権庁による仏国内のLGBT+の人の基本的権利についての調査をコーディネイト。また同年、欧州における大きなLGBTチャリティイベントのひとつである「グラン・バル・デ・フィエルテ」を立ち上げた。

鈴木茂義(すずきしげよし)公立小学校非常勤講師

元上智大学文学部非常勤講師。自治体の相談員。専門は特別支援教育、教育相談、教育カウンセリングなど。1978年茨城県生まれ。文教大学教育学部卒業。14年間の正規小学校教諭として勤務を経て現職。教員18年目。教育研究会や教育センターでの講師経験も多い。学校に勤務しながらLGBTや教育に関する講演活動を行い、性の多様性やより良い「生き方」「在り方」について参加者と共に考えている。https://reme-nomal.com/place/67140/

司会

鈴木賢 明治大学教授

北海道大学名誉教授。北海道大学法学部卒、北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了、博士(法学)、北海道大学法学研究科教授を経て現職。研究分野は、中国法、台湾法、アジア法、比較法。研究テーマは、華人社会における民主化と法、非西欧社会における法的世界の成立、多元的な家族と法の対応など。台湾における同性婚法制化の動向にも詳しい。主要著書に『現代中国法入門』第7版(共著、有斐閣)ほか多数。

 

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開催概要

    • 日時:2019年10月12日(土)16時~18時30分(開場:15時30分) 2019年10月15日(火)18時~20時(開場:17時30分)
    • 会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ 在日フランス大使館
    • 言語:日仏同時通訳付き

お問合わせ:dg.debat.contact@institutfrancais.jp

主催: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力: 花伝社、全日本空輸株式会社
後援: ReBit

花伝社 KadenshaReBit全日本空輸株式会社 ANA

 

 

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  • 2019-10-15 - 2019-10-15
  • 18:00 - 20:00
  • 開場17:30
  • 日本語⇔フランス語同時通訳付き
  • お問合わせ
  • フランス大使館 アトリウム
    〒 106-8514
    南麻布4-11-44 港区 東京都