© Pierre Carniaux + Thierry Fournier 2012


ピエール・カルニオー/ティエリー・フルニエ

『ラストルーム』/『デプリ』

『ラストルーム』は日本で撮影されたフィクション・ドキュメンタリーです。ラブホテルとカプセルホテルの宿泊客たちが、私的で夢想的な話を日本各地の風景を随所に交えながら語ります。2007年の初夏に行われた京都での撮影にも出演した、演出家の三浦基を迎え、監督ピエール・カルニオーとの対談を行います。

 

『デプリ』はiPad上に作られたインタラクティブ作品です。画面にタッチしながら映画のショット、ストーリー、テンポを自由に選んでミックスし、何度でも自分のオリジナル作品に作り変えることができる感覚的で《ゲームのようにプレイできる》映画です。

『ラストルーム』/『デプリ』は、第17回文化庁メディア芸術祭、アート部門、審査委員会推薦作品を受賞いたしました。
詳しくはこちらをご覧ください。

ティエリー・フルニエはリヨン国立高等建築学校修了し、インスタレーション、デジタルメディア、映像、音、そしてパフォーマンスを総括、融合した創作スタイルを実践するアーティスト。私達と世界との関係-詩的な関係、あるいは社会的、政治的な関係-を定義づけるのは身体と知覚であるとの観点からアプローチを試みています。フランス国内外で作品発表し続けています。

ピエール・カルニオーは、映画監督、写真家、俳優として活動するアーティスト。造形美とドキュメンタリーの要素を融合させた作品制作を行っています。日本で撮影した作品を中心に、フランスと日本で写真展を開催。また、Villa Médicis Hors les Mursの助成を受け、日本において長編初監督作品『ラストルーム』の撮影を行い、国際ドキュメンタリー映画際FID マルセイユ2011のフレンチ・コンペティション部門作品として初上映が行われました。

エンジニアのオリヴィエ・ギエルミネは、アーティスト集団Miuにおいて、音声拡張現実デバイスを使用してアプリケーションを開発。2011年に独立、以後、様々なアーティストとコラボレーションを行い、ティエリー・フルニエのiPadアプリケーション『デプリ』を開発。

 

●『ラストルーム』上映&対談
◆2月25日(火)19時~
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ
登壇者:ティエリー・フルニエ、四方幸子(キュレーター)
『ラストルーム』上映後、アプリケーション『デプリ』の構想について対談を行います。
フランス語・日本語(通訳付)

◆2月27日(木)19時~
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ

登壇者:ピエール・カルニオー(監督)、三浦基(地点代表、演出家)
司会:廣瀬純
『ラストルーム』上映後、本作に出演しカルニオーともかねてから交流のある三浦基を招き、対談を行います。
フランス語・日本語(通訳付)
その他、詳細は後日こちらのページ、およびデジタル・ショックのパンフレットでお知らせいたします。

 

●インスタレーション『デプリ』
◆2月21日(金)18時~
第3回「デジタル・ショック」オープニングパーティーにて
会場:アンスティチュ・フランセ東京 エスパス・イマージュ

◆2月22日(土)~3月9日(日)
会場:アツコバルー arts drinks talk [東京都渋谷区松濤1-29-1 クロスロードビル5F]
(水~土14時~21時/日・月11時~18時/火定休)
入場料:500円(ドリンク付き)
フランス語・日本語
お問い合わせ:アツコバルーarts drinks talk(03-6427-8048)
http://www.atsukobarouh.com/

 

『ラストルーム』制作:ピエール&マチュー・カルニオー
『デプリ』制作:パンドール、リュクス(ヴァランス国立演劇センター)、エヴルー=ルーヴィエ国立演劇センター、ディクレアム

 

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  • 2014-02-25 - 2014-02-27

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