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ドキュモントゥール

Documenteur d’Agnès Varda (フランス=アメリカ/1981年/63分/カラー/デジタル)
監督:アニエス・ヴァルダ 出演:サビーヌ・マム、マチュー・ドゥミ、デルフィーヌ・セイリグ(ナレーション)

愛する男と別れ、ロサンゼルスに住むフランス人女性エミリーは、自分と8歳の息子マーティンのために住む場所を探し、路上に捨てられた家具を拾ってきて設置する。彼女の混乱は、彼女自身よりも、彼女が観察する他の人々によって表現され、無言の、多重の亡命が生きられる。ヌーヴェル・ヴァーグを代表する監督、アニエス・ヴァルダ(1928-2019)が自らの作品の中でも最も愛した一本。

 

 

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パリ1900年

Paris 1900 de Nicole Védrès (フランス/1947 年/83分/モノクロ/デジタル)
監督:ニコル・ヴェドレス

1900年から1914年までのパリを、ナレーションと約700本以上の記録・劇映画からの抜粋で綴り、当時の人々の生活と戦争への予感を見事に描き出したニコル・ヴェドレス(1911-1965)の傑作ドキュメンタリー。映画批評家アンドレ・バザンに「文学におけるプルーストに匹敵する」と称え、クリス・マルケルも「私はニコル・ヴェドレスにすべてを負っている」と敬愛の念を示している。

 

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オリヴィア

Olivia de Jacqueline Audry (フランス/1951 年/96分/モノクロ/デジタル)
監督:ジャクリーヌ・オードリー

女子寄宿学校を舞台に、女性教師に恋心を抱き、性的なめざめも体験していくオリヴィアを描く。ジャクリーヌ・オードリー(1908-1977)はアニエス・ヴァルダ以前、戦後フランスで唯一の長編映画女性監督。監督5作目となる本作は2019年に復元され、女性の欲望を肯定し、同性愛を正面から描いた先駆的作品としてあらためて発見され、評価が高まっている。

 

 

 

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シモーヌ・バルべス、あるいは淑徳

Simone Barbès ou la vertu de Marie-Claude Treilhou(フランス/1980年/76分/カラー/デジタル)
監督:マリー=クロード・トレユー 出演:イングリッド・ブルゴワン、マルティーヌ・シモネ、ミシェル・ドラーエ
ポルノ映画館で案内係として働く同性愛者の女性に起こった一夜の出来事が三部形式で描かれる。女優でもあるマリー=クロード・トレユー(1948-)の監督デビュー作。公開当時大きな反響を呼ぶも、長い間あまり語られなくなっていたところ、ここ数年あらためて紹介され、女性たちの姿を描くその驚くべき現代性が高く評価され、トレユーの存在にも注目が集まっている。

 

 

 

映画黎明期からトーキー初期まで

戦後から90年代まで

現在活躍する女性監督たち

 

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  • 2022-08-27 - 2022-09-09
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