映画『庭をめぐる対話』上映会&トーク

5月14日(土) 17:30~19:30

会場:アンスティチュ・フランセ横浜 〈 参加無料 〉

 

ヴェルサイユ宮殿の主席庭師、京都の職人、ランドスケープアーキテクトなど、庭園に関わるフランスと日本の専門家たちが、これからの都市と自然について交わした対話を記録した映画『庭をめぐる対話』を上映します。また上映後、同映画を監督された山田咲さん、横浜を拠点に活動する「みかんぐみ」の建築家マニュエル・タルディッツさん、また庭師でアーボリストの加藤バンジャマン正拓さんをお迎えし、トークを開催します。

 

【上映作品】『庭をめぐる対話』 監督:山田咲
(日本・フランス/2021 / 54分/カラー/日本語・フランス語字幕)どうしたら庭職人になれるのか?職人、景観デザイナー、都市計画を立案する人々の役割とは何か?また、なぜ人は庭を作るのか?庭園空間の恩恵を受けるのは、どのような人々なのか?公共空間を大切にすることは、都市生活を快適なものにするために役立つことなのだろうか?さらには、生物多様性の保全にも資することなのだろうか?

この映画は、6人の日本とフランスの庭のプロフェッショナルによる対話によって紡がれます。6人の登場人物が自身の経験と、これまで語ることのなかった人生、また庭と景観について語ります。日本とフランスの風景と庭園の画像が織り成す作品世界は、両国の自然への愛着の違い、そして共通点を浮き彫りにすることでしょう。

 

 

©DR

Saki Yamada 山田咲

 

慶應義塾大学文学部哲学科卒業、東京藝術大学大学院映像研究科修了。

現在、創業170余年の京都の植彌加藤造園株式会社にて知財企画部長を努める。

国指定名勝無鄰菴をはじめ、世界遺産高山寺、大阪市指定名勝慶沢園などで、研究成果に基づいた文化財庭園の活用モデルを推進。”文化財の価値創造型運営サービス”で2020年度グッドデザイン賞受賞。他方で舞台芸術作品の制作などにも関わり、領域を横断した活動を続けている。

 

 

 

©DR

Manuel Tardits マニュエル・タルディッツ

 

1959年、パリ生まれ。建築設計事務所「みかんぐみ」共同主宰、明治大学特認教授。戸建住宅から、保育園、学校、商業施設、万博パビリオンなどの建築設計を中心に、家具、プロダクトやアートプロジェクトまで幅広くデザインを手掛ける。

主な作品に、八代の保育園、北京建外SOHO低層商業棟、フランス大使公邸再生、2005年愛・地球博トヨタグループ館、伊那東小学校、横浜開国・開港博Y150はじまりの森、mAAch ecute 神田万世橋など。また2006年に、フランス国芸術文化勲章(シュバリエ)を受賞している。

 

 

 

© Alexandre Takuya Kato

Benjamin Masahiro Kato 加藤バンジャマン正拓

 

1992年生まれ、東京を拠点に活動。パリ国立東洋言語文化大学を卒業し、九州大学での1年間の交換留学を経て、パリで日本の書籍を扱う本屋で働く。

その後、再び日本へ渡り伝統工法を学びはじめる。現在は、東京で庭師/アーボリストとして活動している。

また昨年、アンスティチュ・フランセ横浜主催の「横浜フランス月間2021」にて、アーティストとして活躍する兄の加藤アレクサンドル拓也と一緒に展覧会「アレクサンドル&バンジャマン・カトウ – 花瓶に一輪の花 – 」を象の鼻テラスで開催した。

 

 

 

 

庭園の画像使用:国指定名勝無鄰菴、ヴェルサイユ庭園、パリのマーティン・ルーサー・キング公園
登場人物:アラン・バラトン、ジャクリーヌ・オスティ、水眞洋子、山田咲、加藤末男、吉川大輔

助成:ヴェオリア・ジャパン株式会社、アンスティチュ・フランセパリ本部
共同制作:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、植彌加藤造園株式会社

* 要予約。日本語で行います。(当日空きがある場合は、当日受付も可)

 

05
14
  • 2022-05-14 - 2022-05-14
  • 17:30 - 19:30
  • 入場無料
  • 045-201-1514
  • アンスティチュ・フランセ横浜
    〒 231-0015
    中区尾上町5-76 明治屋尾上町ビル7階 横浜市