un-beau-soleil-interieur

© Curiosa Films – FD Production – Ad Vitam – Versus

 

 

クレール・ドゥニ × ジュスティーヌ・トリエ ~女性監督が描く、「いま」を生きる女たち~

フランスの女性監督はここ10年の間で、映画の可能性を豊かに切り拓き、映画界に新たな変革を起こしてきました。今回の特集では、クレール・ドゥニの新境地と賞賛され、ジュリエット・ビノッシュを主演に迎えた最新作『レット・ザ・サンシャイン・イン』、そして今フランスで最も旬な女性監督、ジュスティーヌ・トリエの最新作を取り上げ、「いま」を生きる女たちを考察します。

★16 :30の回上映後、五所純子氏(文筆家)によるアフタートークを予定しています。

 

 

victoria 1

© Audoin Desforges

14:30 『ヴィクトリア』 Victoria

(フランス/2016年/97分/カラー/デジタル/日本語字幕付)
監督:ジュスティーヌ・トリエ
主演:ヴィルジニー・エフィラ、ヴァンサン・ラコスト、メルヴィル・プポー

ヴィクトリアは刑事事件専門の弁護士。ある日、出席した結婚式で、昔の友人ヴァンサンと、以前担当した薬物事件の依頼人サムに再会する。その翌日、ヴァンサンが恋人の殺害未遂容疑で逮捕される。しかし、無実を証明できるのは被害者の飼い犬のみ。仕方なく弁護を引き受けたヴィクトリアだったが、元夫の迷惑行為に対応したり、なぜかサムを住込みのベビーシッターとして雇うことになったり、数々の波乱が巻き起こる…。人気沸騰中の女優ヴィルジニー・エフィラ(『ELLE エル』、『大人の恋の測り方』)と、新世代の注目株ヴァンサン・ラコストが主演の本国で大ヒットした恋愛コメディ。2016年カンヌ国際映画祭、国際批評家週間のオープニング作品。

 

 

 

 

Un_beau_soleil_interieur 3

© Curiosa Films – FD Production – Ad Vitam – Versus production

16:30  『レット・ザ・サンシャイン・イン』 Un Beau Soleil Intérieur

(フランス/2017年/94分/カラー/デジタル/日本語字幕付)
監督:クレール・ドゥニ
出演:ジュリエット・ビノシュ、グザヴィエ・ボーヴォワ、フィリップ・カトリーヌ、ジョジアーヌ・バラスコ、サンドリーヌ・デュマ、ニコラ・デュヴォシェル、ジェラール・ドパルデュー

離婚し、華の50代に差し掛かったイザベルは、シングルマザーのアーティスト。恋愛意欲は盛んで、残りの人生の伴侶を求めてデートを繰り返すが、銀行家のヴァンサンはだらしなく、ギャラリストのファブリスは自惚れがひどく横柄で、どの相手も一長一短でなかなかうまくいかない。失望と裏切りの中で真実の愛を探しとめるイザベルが次に出会ったのが、シルヴァンだった…。クレール・ドゥニが小説家で戯曲家のクリスティーヌ・アンゴと意気投合し、お互いの恋愛経験を盛り込みながら脚本執筆を進めていった、大人の女の恋愛コメディ。2017年カンヌ国際映画祭、監督週間部門SACD賞受賞。

「(小説家の)クリスティーヌ・アンゴと共同で書かれた本作は、ドゥニの中でも最も饒舌で、最も笑いを誘う作品」―ジャン=セバスティアン・ショヴァン(カイエ・デュ・シネマ誌)

 

ゲストプロフィール
五所純子 Junko Gosho
1979年生まれ。文筆家。著書に『スカトロジー・フルーツ』(天然文庫)、共著に『ゼロ年代の音楽 ビッチフォーク編』(河出書房新社)、『1990年代論』(河出書房新社)、『心が疲れたときに観る映画』(立東舎)をはじめ、映画や文芸の領域で寄稿多数。日めくり日記「ツンベルギアの揮発する夜」をboidマガジンにて連載中。

 

★チケット販売
前売券の販売はございません。
当日券は、会場(東京藝術大学馬車道校舎)にて1本目の開演30分前より販売、現金支払いのみ。
※開場は、1本目開演30分前、2本目開演20分前より。1本目と2本目のチケットを同時にご購入いただけます。
※整理番号順でのご入場・全席自由席・各回入替制。
※プログラムはやむを得ない事情により変更されることがございますが、予めご了承下さい。

 

横浜シネクラブ《第21回 カイエ・デュ・シネマ週間》

5月26日(土)フィリップ・ガレル特集

 

第21回カイエ・デュ・シネマ週間 
主催:アンスティチュ・フランセ日本
助成:アンスティチュ・フランセパリ本部
アンスティチュ・フランセ日本 映画プログラム オフィシャル・パートナー:CNC、笹川日仏財団、TV5 MONDE
フィルム提供及び協力:ビターズ・エンド、プレイタイム、SBSプロダクション、東京国際映画祭事務局
特別協力:カイエ・デュ・シネマ、マーメイドフィルム
後援:横浜市文化観光局
 daiwa

06
30
  • 2018-06-30 - 2018-06-30
  • 一般:1200円、アンスティチュ・フランセ会員・学生:600円、東京藝術大学の学生無料 (同日2作品セットでのご購入は、一般:1800円)
  • 045-201-1514
  • 東京藝術大学 (横浜・馬車道校舎)大視聴覚室
    〒 〒231-0005
    4-44 中区本町 横浜市

<< 横浜シネクラブ《第21回 カイエ・デュ・シネマ週間》